オンライン観光の現状について学ぼう! ~琴平バス株式会社の実施するオンラインバスツアーに関してインタヴューを実施~

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現在、金子ゼミの4年生は、「健常者における電動車椅子の観光利用」に関する研究と並行して、観光業界における業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の潮流に伴う実空間の仕事の変化について調査しています。そして、この数年で、「どのような仕事がなくなり、どのような仕事が新たにできてきたのか」ということを知り、新しい時代の観光のあり方やその課題について議論しています。
そこで、今回は研究の一環として、オンラインバスツアーに早くから着手されていた琴平バス株式会社(以下、コトバス)様から、そのオンラインバスツアーの取り組みと課題についてお話を聞くこととしました。
 

オンラインツアーの様子
 
オンラインバスツアーの事例「中野うどん学校体験入学」



○ 観光学部4年 佐藤 淳也
  観光学部4年 CAO THI MINH NGUYET


10月20日、香川県にあるコトバス様にオンラインバスツアーの取り組みについて、Zoomでインタビューをさせていただきました。
インタビューは事前に送った質問状に沿って進み、頂いた回答に対して詳しく聞く流れで進めました。

質問内容は以下の通りです。
① 御社のオンラインツアー体験者はどのような客層が多いのでしょうか?
② 御社のオンラインツアーのコースは、どのようなものがありますか?
  また、一人でも体験できますか?
③ それは、国内の観光客をターゲットにしたものが多いのでしょうか?
 その場合、御社が提供する海外を巡るオンラインツアーは、英語ができない人でも参加できますか?
④ 一方で、海外のお客様が日本国内を巡るオンラインツアーを実施した際にはどのような対策を講じていますか?
⑤ 御社のオンラインツアーでは現地で暮らす人々が実際にツアーに出演して案内をされていますが、その理由を教えてください。
 また、どのような点を案内ポイントにしていますか?
⑥「オンラインツアーは、テレビを見ているのと変わらない」という一般の意見もありますが、そうした意見を旅行業者としてどう捉え、どのような対策を講じていますか?
⑦ オンラインツアーの録画はしても大丈夫なのでしょうか?また、アーカイブなどは後でもらうことはできるのでしょうか?もしいただけるのであれば、オンラインツアーのリピート性という点で、商品価値は下がらないのでしょうか?
⑧ お土産付きのオンラインツアーはあるのでしょうか?具体的にどのようなものがもらえるのかお聞かせください。
⑨ コロナが終息した後のオンラインツアーに対する展望はあるのでしょうか?

オンラインバスツアーの対応方法



など、DXに伴う仕事の変容について質問しただけではなく、具体的なオンラインツアーにおける取り組みに始まり、課題や展望などについてもお話をお聞かせいただきました。

ちなみに、今回の質問やその回答の全容をここで公開することはできませんが、一つ皆様と情報を共有したいのは、「(コトバスは)リアルツアーをもともと利用していただいていた方に会いたい気持ちでオンラインバスツアーをスタートした」ようですが、「実際はメディアで取り上げられたことで全国から中高年層が多く集まり、リアルツアーで参加していただいた方の利用は少なかった」ということです。また、「オンラインツアーをリアルの旅行の下見」で使ったり、「同窓会のオンライン会場」に使っている人もいるとのことでした。こうしたことからもわかるように、オンラインバスツアーのようなデジタル化された観光の仕事ができるにつれ、観光業界の仕事内容が多様化していることの一片が見て取れます。このことは、私も含め観光業界を目指す皆さんは知っておいた方がいいのかなと思いました。

また、若い客層をターゲットにすることの方が努力のいる作業だったとのことでした。そのため、最近では、VTuberを起用するなどし、若い人の参加を募って、成果を上げているとのことでした。
こうした新しいお客様に会いたいという気持ちや新しいことにどんどん挑んでいくコトバスの社長や社員の方々の姿勢はとても素晴らしいと感じました。

オンラインバスツアーを盛り上げるためのグッズ