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東金市の魅力を再発見するサイクルツーリズムイベント実施からみえてきた課題と展望

プロジェクト

2023.02.01

観光学部が提供する全学共通基盤科目・域学共創プロジェクトB「道の駅と大学」では、11月5日にサイクルツーリズムイベント「東金ちゃりんこ倶楽部」を実施しました。
今回、この授業に参加した学生たちのテーマは、「東金の魅力を再発見する」ことです。地域の方々にも、東金市及び山武郡市の魅力を再認識してもらうためでもあります。
今回は、その道の駅・みのりの郷東金を基点とし、東金市の魅力を再発見するサイクルツーリズムイベント当日の様子を学生の声を介し報告をさせていただきます。

学生自ら東金市の地域資源の観光活用の可能性について説明をする様子

学生自ら東金市の地域資源の観光活用の可能性について説明をする様子

観光学部1年 仲間 太郎

私は、11月5日に実施したサイクルツーリズムイベント「東金ちゃりんこ倶楽部」では、企画班として魅力を調査しコースを制作した手前、参加者の皆様を誘導する係を担当しました。
今回は、5人の隊列を組んで走行しました。走行する際の最前列と最後尾を、私たち学生が担当し、間に参加者の皆様に入って走行してもらうかたちを取っています。最前列の学生が口頭で案内を行うだけでなく、後方まで声が届かないこともあるので、後方からもサポートをするためです。また、東金市は道の幅が狭いにも関わらず時間帯によっては交通量が多いこともあるので、安全を確保することが目的でした。私はその隊列の最後尾を勤めました。

今回のイベントで誘客をしたことで、初めて気づいたことがありますので紹介します。
まず、良かった点です。
今回のイベントは、最初は、私たちが制作したmapをもとに自由に見て回ってもらうことも検討していたのですが、少人数で移動するツアータイプに変更しました。それによって、学生ガイドが地域の文化や歴史、環境を伝えることができたのではないでしょうか?
次に、e-bikeを使うことで急斜面を簡単に登れたことにより、普通の自転車では感じることの出来ない東金市特有の環境に見合った体験を参加者の皆様に提供できたのではないのかと考えます。

しかし、課題も複数ありました。
まず、自分達運営側の課題ですが、隊列になることはいいこともある反面、先頭の出す指示や説明が走行中聴こえないこともありました。今回は、先に挙げた隊列の工夫で前後から説明をするというようなかたちでその課題をカバーしましたが、先頭のガイドがコンパクトサイズの拡声器を装備するなどの機器の整備により、よりよい環境が作れるのかなとも考えます。
また、自分や参加者の皆様の安全を考えた際に「東金市の路側帯は狭いところもあり、左側走行に適さない箇所もあるという環境上の課題」や今回は特別に見ることのできた八鶴館などの施設が「一般の方々がこの地域をフラっと訪れた際に同じ体験をすることができるのか?という施設運営上の課題」など、地域の行政や地域住民と一緒に改善案を考えていかないといけないことも多々あることに気づきました。
最後になりますが、次年度以降、同じ活動をする際には、今回見つけた改善点や良かったことを継続させるとともに、課題を解決する方法も検討していければいいなと思いました。

コース上における説明の際に声の通りずらい箇所を発見

コース上における説明の際に声の通りずらい箇所を発見

参加者に向けて文化財・八鶴館について説明をしてもらった際の様子

参加者に向けて文化財・八鶴館について説明をしてもらった際の様子

観光学部1年 古市 佳右

私は、イベント当日、BBQの準備と広報用の写真撮影を担当しました。
広報用の写真撮影は、BBQの準備が忙しくほぼできなかったと反省しています。
ただ、BBQの準備は一生懸命頑張りましたので、その様子を紹介します。

今回、実施したサイクルツーリズムイベント「東金ちゃりんこ倶楽部」では、休憩地点で昼食としてBBQを実施することとしました。
ただ、私たちだけで食事を提供するのではなく、衛生管理の問題から、地域の飲食店と連携して行うこととなりました。今回、協力してくださった飲食店は、東金文化会館の隣に立地するキャンプ場が併設されたnam café and campさんです。また、道の駅・みのりの郷東金にご協賛いただいた野菜や中村化成産業株式会社にご協賛いただいたマシュマロを使ってBBQを盛り上げることとなりました。
ただ、実際、準備を始めてみると、足りない調味料や器具が多く、事前の準備や運営方法について、飲食点の皆様と綿密にと打ち合わせをしておけばよかったという反省から始まりました。
とはいえ、反省ばかりではいけないので、食材の準備など一生懸命に行い、サイクリストの皆様がBBQ会場に到着するまでにはなんとか準備を終えることができました。
しかし、BBQが始まってからも、火起こしなど、不慣れなことが多く、お客様に手伝ってもらうことでなんとか成立する状態でした。ただ、これがきっかけで、サイクルツーリズムイベントに参加してくれたお客様とも話す機会となり、場を盛り上げることができたことは不幸中の幸いでした。

このように、今回のプロジェクトの私の担当箇所は、多くの反省が残るものでしたが、自分なりにできることを探して積極的に頑張ったと思っています。また、食材の準備などチームメンバーと協力してできたことは成功だったのではないかなと振り返ります。今回の経験をきっかけとして、地域活動にできるだけ参加し、今回の反省を活かしながら、自分の地元など地域を盛り上げていけるようになれればと思うようになりました。

道の駅・みのりの郷東金様に協賛いただきました地域野菜について道の駅の駅長に説明いただきました

道の駅・みのりの郷東金様に協賛いただきました地域野菜について道の駅の駅長に説明いただきました

中村化成産業株式会社様が提供くださったマシュマロを「焼きマシュマロ」にしていただきました

中村化成産業株式会社様が提供くださったマシュマロを「焼きマシュマロ」にしていただきました

経営情報学部1年 星野 優香

11月5日、全学共通基盤科目で域学共創プロジェクトBを履修している学生は、「道の駅と大学」というプロジェクトの一環として、東金市にある道の駅・みのりの郷東金を基点としたサイクルツーリズムイベント「東金ちゃりんこ倶楽部」を実施することとしました。

私は、広報班の一員として参加しました。
そのため、イベントの参加者の皆さんが楽しんでいる様子を写真におさめたり、私たちのイベント準備の風景などを撮影し、多くの方々に自分達の活動の面白さを伝えることが仕事でした。また、イベントで見学をした田間神社、八鶴湖、及び、近隣にある文化財の八鶴館、昼食の会場となったnam cafe and camp、ときがね湖、東金ぶどう郷、ガンガン坂など地域の風景も紹介してまわりました。
とくに、企画班のメンバーが作ってくれたコースには参加者の皆さんが楽しめるような企画が沢山あり、私たち運営側も楽しむことができたので、こうした楽しさを伝えたいと思い、参加者の皆さんに取材を行ったことが記憶に残っています。おかげで、沢山興味深いお話をすることが出来て楽しかったです。
また、わたしたちのSNSを介して、多くの人に東金市について知ってもらうことが出来てよかったです。ただ、イベント当日は、写真や動画の撮影をすることだけに集中してしまい、イベントの最中にリールなどで活動の楽しさを共有できなかったことは悔やんでいます。とはいえ、悔やんでいてもしょうがないので、今回の経験を活かし、インスタグラムを使って広報をする工夫を検討してみたいと思います。
今回の授業を通し、「何かを企画をする際にはコンセプトやターゲットを明確にし、それに見合ったツールを使って広報をしていくことが大事」だということを学んだので、経営情報学部の学びの中で何かを企画することがあれば今回の経験を活かしていきたいと思います。

最後になりますが、今回のこのイベントを通して、沢山の方達と交流することが出来たことを嬉しく思っています。とくに、他学部の学生と一緒に学べたことは本当に有意義な経験でした。

田間神社では御神輿を見ながら地域のお祭りや文化について説明しました

田間神社では御神輿を見ながら地域のお祭りや文化について説明しました

参加者の皆さんと交流しながら一緒にバーベキューを楽しみました!

参加者の皆さんと交流しながら一緒にバーベキューを楽しみました!