This page does not support translation languages. ×

観光コンテンツの魅力発見・付加価値の高い観光商品づくりに向けて002 ~成田山新勝寺と芝山町での視察から見えてきたインバウンドの現状とポイント~

ゼミ活動

2023.02.09

于航ゼミナールでは、「地域観光(地域ならではの体験プログラムを中心とする現地の人が企画・運営する観光形態)」、「ヘルスツーリズム」、「観光コンテンツ(「食」、「産業(産業遺産)」、「まち・ 景観」など)の造成」を主なテーマとして、国際大学生ならではの視点から「地域の魅力」を発見したり、観光分野における「新しい観光商品の企画・開発」に寄与する活動に積極的に参加しています。 
今回は「地域の魅力発見」、「地域資源の再発掘・再評価」、そして「観光コンテンツの提供方法とその価値」という3つの視点を学ぶ機会として、「真光寺 ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー」(袖ケ浦市観光協会協力1月15日実施)と「成田山新勝寺と芝山観光・イルミネーションモニタツアー」(芝山町観光協会協力1月22日実施)に参加しました。
今回のモニターツアで感じ取ったことや気付いたことなどを活かし、今後、地方における「付加価値の高い観光商品づくり」に活用できればと思います。
その活動風景と学生の感想を2回に分けて紹介したいと思います。今回は、「成田山新勝寺と芝山観光・イルミネーションモニタツアー」の紹介となります。

成田山新勝寺総門前にて迎・旧正月

成田山新勝寺総門前にて迎・旧正月

航空科学博物館入り口でゼミ生一同記念撮影

航空科学博物館入り口でゼミ生一同記念撮影

観光学部3年 宗 偉

旧暦1月1日、于航ゼミは、「成田山新勝寺と芝山観光・イルミネーションモニタツアー」に参加しました。
最初は、成田山新勝寺に向かいました。その際のことがとても印象に残っています。

故郷、中国では、毎年、旧暦の元旦に、お寺に行って線香をあげて福を祈る習慣があります。日本に来て初めての旧正月を迎え、中国と同様に願い事をしようと思い、くじ引きを引く機会を得ました。ただ、くじ引きは、少し異なっていました。結果は、「吉」でした。また、蒸し酒饅頭を買って食してみました。中国のあん饅頭より小さいですが、味は似ていました。
このように、今回のツアーで、日本の新鮮な面を感じた一方、文化・食事、風習において、日本と中国は大変似ている場面も多いことも感じ、留学している間に、言語だけではなく文化の相違点を比較してみたくなりました。
ツアーの最後には、私たち一人一人に対し、于先生からの新年のプレゼントとして手書きの「福」の字を頂きました。おかげさまで、正月の気分を味わうことができました。ありがとうございました。

賑わいをみせる成田山新勝寺

賑わいをみせる成田山新勝寺

観光学部3年 朱 可凝 

1月22日は、ゼミ活動の一環として、成田山新勝寺、航空科学博物館、道の駅・風和里しばやまを見学するモニターツアーに参加しました。

最初に赴いた先は、本学の千葉東金キャンパスから、1時間もかからない距離に立地している成田山新勝寺です。丁度、中国の春節ということもあり、初詣の気持ちで参詣しました。
ちなみに、この成田山新勝寺は、日本三大初詣の社寺であり、成田国際空港からも近い場所に立地していることから外国人観光客も多く訪れる場所です。ただ、コロナ禍の影響で、一時期の観光客が激減しましたが、当日はまだ一月ということもあり、ここ数年の日本の観光地とは異なる賑わいを感じました。多くの外国人観光客も参拝しており、お香を焚いたり、お願いをしたり、お守りを買ったりする様子を見受けました。その様子を見て、日本の代表的な社寺観光の魅力を改めて実感しました。

午後は、航空科学博物館を見学しました。
日本の航空関連の歴史が学べる絶好のチャンスであるだけでなく、室内・屋外には様々な航空機を間近で見ることができ、中には実際に乗ってみる体験もでき、飛行機好きな私は大変興奮しました。それだけでなく、屋上展望台から、成田空港の離着陸時の飛行機を間近で見ることができ、観光を専攻として選んで良かったと思いました。

以上となりますが、今回のゼミ活動は、大変充実した活動となりました。

パイロットになった気分の試乗体験

パイロットになった気分の試乗体験

観光学部4年 周 林娜

ゼミ活動として参加した「成田山新勝寺と芝山観光・イルミネーションモニタツアー」の実施日は、1月22日。丁度、中国の「春節」に当たる「初一」の日でした。この日は、中国出身の者にとって、一年の中で一番大切な日です。コロナ禍ということもあり、帰国できず少し寂しい気持ちでしたが、初詣と思い、成田山新勝寺にお詣りしました。
また、山武郡芝山町にある航空科学博物館に行き、各年代に製造された飛行機の模型を拝見しました。飛行機の詳細部分も見ることができ、大変感動しました。また、展示してある飛行機の機内に入ることができたので、座席に座ってみました。その瞬間、「このまま母国に帰りたい!」気持ちになり、頭の中で、家族の顔が浮かんで、涙が出そうでした。

機内客室で疑似体験

機内客室で疑似体験

観光学部4年 杜 子熙

観光学部での4年間の集大成となる卒業論文の提出を終え、最後のゼミ活動として、今回のモニターツアーに参加しました。
今回は、渋滞に巻き込まれ、見学地への到着がかなり遅くなりました。もし、インバウンドが回復すれば、もっと渋滞になるのかと思いました。オーバーツーリズムによる交通・騒音・環境問題を防ぐため、受入側の事前対策が大事だと考えさせられるスタートとなりました。

ちなみに、今回は、于航ゼミの卒業生で、本学の大学院に通っている先輩も参加していたので、今回のモニターツアーの課題や私たち観光を学んだ学生が考えるべきことについての話を聞きました。それだけでなく、大学院進学にあたっていろいろなアドバイスをもらいました。私も、卒業後、本学の大学院に進学する予定だからです。こうした話が聞けることもゼミ活動の一つの重要な要素です。

今回の活動で、私はゼミ活動を一旦終わりますが、皆さんと一緒に過ごせた幸せな4年間を決して忘れられません。この経験を一生の宝物として記憶に刻みます。

航空科学博物館内で各種仕事の疑似体験を実施

航空科学博物館内で各種仕事の疑似体験を実施

航空科学館内を見学中

航空科学館内を見学中