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若者と地域の共存を目指した活動を企画04_2 ~地域をPRしていく活動を目指そう!~

特集

2023.03.17

観光メディア制作aでは、1月21日、22日、八鶴館、文化財カフェ・サントス(以下、サントス)と行った東金市にある文化財を活用し、『7200秒の東金フィルム–光と映像で時を超えて–』(東金商工会議所主催)という映像祭を企画し実施しました。
本映像祭は、観光庁「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の一環として実施しています。学生たちは、企画の段階から、東金市及び東金商工会議所と連携を図り、多くのアイデアを紡いできました。そうした活動の中で企画された案が上記の事業として採択されました。採択後も、具体的な企画の推進方法や運営方法などについて、<まちなか先生>と称する地域で活躍している人材とともに立案検討をおこなっています。
そうした活動について、学生からの報告を、今回の企画の軸となる「企画・運営」「食」「演出」「広報」に分類し、四回に渡りご紹介したいと思います。
最終報告となる今回は、「広報」という軸で活動したメンバーから二回に渡り報告があります。第二回目の今回は、スタンプラリーの企画による地域連携と来賓をエスコートすることを通して「広報」を行なったメンバーからの報告となります。

私たちの映像祭を紹介していただきました!

○観光学部3年 森 みづき

私たちのチームは、「「地域との連携をはかりながら映像祭イベントを広報する」という課題に対して、何をすべきか?」ということから考え始めました。話し合っているうちに、「私たちのイベントで地域を宣伝すればいいのでは?」となり、スタンプラリーをすることとしました。
そこで、スタンプラリーを行うにあたって、「どのお店に協力していただくのか?」「ただ、スタンプラリーだけ行うのか?」「景品などは自分たちで用意するのか?」など、いろいろ分担を決め課題に取り組みました。
ただ、悩んでいてもしょうがないと思い、スタンプラリーのスタンプを置いてもらうお店に交渉し「景品などを出してもらおう!」と営業しにいきました。観光学部の学生が、初めて地域と連携し行うイベントにもかかわらず、「学生の頼みだからね!」と言って快く私たちのお願いを引き受けてくださいました。ちなみに、私は、三年生から始まったゼミ活動の中で企業との連携を図る交渉をしてきたのですが、その時に身についた「ダメでもしょうがないけどチャレンジしよう」という積極性がいい方向に進んだと思いました。
また、こうした交渉を重ねると同時に、スタンプとスタンプを置くお店の距離感などを調整し、スタンプラリーのイベントとしての難易度も考えました。ただ、ここで考えたことは裏目に出ました。少し距離を広範に設けてしまったので、人が地域のお店を歩いて回らなかったようです。そのため、イベント終了後にスタンプ回収に行った際に、「あまりお店に人がこなかったよ」と言われました。ただ、同時に、「まだ1回目だから続けていけるといいね!」と言ってくださったことがすごく嬉しかったです。

最後になりますが、このように、実際に東金市内にあるお店をスタンプスポットとしてご協力いただく過程で、地域の人にも観光学部の学生がどのような活動をしているのかを知っていただけたと思います。また、私たちも足を運んだことがないお店があったので、「今度、行ってみよう!」となりました。今後もこのようなイベントを実施する際には、地域との連携を図っていくこともあるかもしれません。これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。イベントに興味を持ってくださりご協力くださったお店の方にはこの場を借りて御礼申し上げます。

いろいろな東金の商店とネットワークを組むために売れ筋の商品を調査して回りました

映像祭のロゴでスタンプを作り地域の商店に置いてもらいました

○ 観光学部3年 黒沼 渉

今回の映像祭のイベントにおいて、私の役割は、イベントで着用するマスクのデザインをすることと、東金市の現市長である鹿間陸郎市長へ、イベントの広報(会場案内)をすることでした。どちらも、今回のイベントを印象付ける大きな役割です。

ちなみに、このイベントは、主催は東金商工会議所ですが、学生たちが企画を考え、地域の方の協力のもとで行うことが出来たはじめての活動だと思っています。私をはじめ、ほとんどの学生が、今回のように「イベントを一から考え、最後まで行う」ということは初めての経験だったと思います。
そんな皆の想いの詰まったイベントを私が代表して市長に話すというのは、とても緊張するものでした。また、今回の活動は、60人ほどの学生が関わっている活動なので、その全てを把握しなくてはならないことがとても大変なものでした。他の人の役割を理解して、説明しなければならないからです。なので、色々な活動に関わってきたチームメイトとコミュニュケーションを取り、事前準備万端の状態で当日を迎えました。

ちなみに、正直なことを言うと、私は、自分の地元である神奈川県海老名市の市長を直接見たことがありません。また、昨年度まで大学に通うために住んでいた、鴨川市の市長の名前は知りませんでした。そんな私が、東金市長の案内を任された時はとても緊張しましたが、同時に有難くも感じました。それは、信頼されているからこそ任されたのだと思いました。そのためか、案内が終わった後、「上手く案内することが出来なかった…」「もっと準備しておけばよかった」とも反省しましたが、なぜか安堵の方が強く印象に残っています。反省よりも学生の内にこのような貴重な体験ができてとても良かったと思ったからです。ただ、社会に出た時に、今回のような反省を繰り返さないためにも、今回のイベントの経験を糧にしたいと思います。

鹿間市長から映像祭についていろいろな質問を受けました