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道の駅視察から学ぶ、自分たちにできる活動とは?

プロジェクト

2023.06.27

観光学部が全学共通基盤科目に提供している域学共創プロジェクトBでは、道の駅・みのりの郷東金様(以下、みのりの郷)のご協力のもと、サイクルツーリズムイベントを企画し実施します。

本授業の目的は、東金市の「地域の魅力発見」とその魅力を活かした道の駅を基点とした「観光イベントの開発」です。本年度も、東金市商工観光課からのサポートを受け、東金市におけるサイクルツーリズムの推進に向けた取り組みをしていきたいと考えています。そこで、今回は、昨年度に引き続きご協力していただいているみのりの郷を訪問し、道の駅を基点とした「観光イベントの開発」について考える上での示唆を、副駅長の内山 大史 様(以下、内山 様)からいただきました。

6次産業化商品開発のために試食したいちごのシャーベット

○観光学部1年 竹内 夏美

私は、本年度の域学共創プロジェクトBの授業においてみのりの郷にご協力いただきサイクルツーリズムイベントなどの活動を推進するため、みのりの郷がどんな事業を行なっているのかということを確認しに視察に行きました。私にとっては、大学生になって初めての学外視察となり「どんなことをするのか…?」と緊張していましたが、副駅長の内山様が、わかりやすく道の駅全般の事業内容やみのりの郷独自の活動、さらには東金市の歴史についてお話くださり、とても貴重な機会となりました。

ちなみに、私は千葉県民なのですが、東金市のことについてはこれまで知る機会がありませんでした。そのため、今回の視察を経験して初めて知ったことがたくさんありました。例えば、「東金市は、植木の町」と言われ、驚きしかありませんでした。また、東金市をはじめ近隣の三市三町には、色々な有名農産物があることも初めて知りました。いちごの他に、東金市で収穫された極楽ネギやアクアメロン、山武市で収穫されたスイカなど美味しいものがいっぱいあることを知りました。

そんなことを知り、私も、今回のイベントでは、みのりの郷と一緒に何か有名な農産品を使って6次産業化商品を作って自分たちの企画によってつくるエイドステーションなどで配ってみたいと思うようになりました。小さな子どもでも美味しく食べやすい極楽ネギの調理法の開発や、夏にはアクアメロンのシャーベットなどいろいろアイデアは尽きません。もう、商品化されているようですが、削りいちごシャーベットも学生独自の視点で飾り付けができるといいなと思っています。

最後になりますが、今までの私にとっての道の駅は利用するだけのものでしかありませんでしたが、視察を介して、運営側の視点で販売する物を作ることも考えてみたくなりました。

 加工場を見学させてもらいました

○観光学部1年 小黒 紗也香

今回の域学共創プロジェクトBでは、サイクルツーリズムイベントにおいてご協力いただく東金市にある道の駅が、「そもそも、どのような所なのか?」「どのような取り組みをしているのか?」ということについての視察を実施しました。

視察をする前に私が持っていた道の駅についてのイメージは、無料で利用できる駐車場やトイレなど高速道路にあるSAのような「休憩のための施設」が大半を占めているものだと思っていました。しかし、実際に現地を訪れて、施設の副駅長にお話を聞いてみると、道の駅が様々な取り組みをしていることを知りました。そして、そのお話を聞いて道の駅と私たち大学生が連携をして何ができるのだろうかと改めて考える機会となりました。とくに、みのりの郷で行っている活動のお話の中で、私が興味を持った活動は、「道の駅×SDGs」という取り組みです。とくに、みのりの郷では、フードロスを減らすために、地域で採れた食材をレストランで提供する地産地消の取り組みをしていると聞きました。 そのお話を聞きながら、みのりの郷にご協力いただく中で、さらにフードロスを減らせるようなメニューができないかと考えながら話を聞きました。

例えば、私が開発してみたいと思ったメニューは、小さいサイズのメニューです。その理由は、食べ残しがフードロスの一つの原因だと考えるからです。とくに、普通のサイズでは、サイクルツーリズムイベントの合間では多くて食べきれないこともあると考えます。ただ、少しだけでも地域の味を楽しみたいという人もいるでしょうから、そうした方々向けの活動になればいいなと考え始めました。まだ、案なので実現するかはわかりませんが、イベントで心みられるといいなと考えています。

最後になりますが、美味しいご飯を目的に、旅行をされる方も多いと思うので、私たちの活動が広まり、みのりの郷を基点に地域も回ってもらえる仕組みづくりができればいいなとも思っています。

 アクアメロンについて説明してもらいました

○観光学部1年 金子 裕人

今回の視察で、みのりの郷の敷地内を案内してもらい、カフェレストラン「カフェ&リストランテ とっチーノ」のお話は印象に残っています。その理由は、レストランのメニューに、地域で採れた野菜や果物などを多く使用して提供している商品が作られているとのご説明を伺ったからです。他にも、こうしたレストランでも食べることができるいちごに関するお話は印象に残っています。例えば、この道の駅や本学が立地する「東金市はいちごが有名で、道路沿いにたくさんのいちごを販売する路面店が並んでいます。」「道の駅でも時期になれば、いちご狩りができたり、レストランに行けばいちごを?食べることができます。」といったお話を聞きました。どちらも、地産地消をコンセプトに活動されているのだということでした。

こうしたお話を聞き、みのりの郷にある加工場を見学する中で、加工場を使って、観光学部と道の駅がコラボした独自の新たな商品開発ができればいいなと思いました。今までの先輩方もお弁当作りなどをやってきたと思うのですが、いままでよりもよりインパクトのあるものができないかと思いました。そして、こうした活動が、全国から集まってくる学生の保護者などにも、みのりの郷の名前を覚えてもらうきっかけになればと考えました。ただ、何をすればみのりの郷の主とたる商品となるのかは難しい課題なので、道の駅の皆様にいろいろ教えてもらいながら、チームのメンバーと一緒に考えていきたいと思います。

みのりの郷とは、他にも取り組みたいことは多くあるのですが、やりたいことを全て実施するには1年では足りないと思いますので、1つでも取り組みを実りあるものにし、ご協力いただくみのりの郷だけでなく地域全体に成果を出せるプロジェクトにしていきたいと思います。頑張ります!

団結すべく、みんなで集合写真