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2023年度「韓国研修」:学生の声1

海外留学

2023.08.31

観光学部の学生たちは、8月24日から29日までの6日間、韓国での研修プログラムを実施しています。
新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、二年間休止していた研修ですが、本年度より再開する運びとなり、釜山、ソウルの2都市を拠点とした視察を実施することとなりました。

本授業では、学生たちは実地で観光資源・産業・文化などについて体験的に学びます。実地体験をすることで、専門教育や海外長期留学への志向を高めることが狙いの一つと考えています。

とくに、「(1) 海外協定校との交流」、「(2) 観光関連交通機関への乗車」などを経験する過程で、「(3) 世界遺産」や「(4) 伝統文化の現代的な活用事例」、「(5) 研修国独自の観光ブランディング事例」 についても視察を通して学びます。

今回は、参加学生たちのプログラムに参加する決意と8月25日に実施した「(1) 海外協定校との交流」について、準備段階から関わってきた学生活動をご紹介したいと思います。
 

○観光学部2年 木村 周太
私たち韓国研修Aの履修生は、8月24日から29日までの6日間、釜山とソウルの2拠点を中心に研修を行うこととなりました。

まず、韓国で入国した先は、釜山にある金海国際空港でした。私は、以前、韓国に旅行したことがありますが、釜山は初めてなのでとても新鮮に感じました。今回の参加者の中には、初めての海外に行く学生もいることから、私とは異なる印象を持った人が多くいると感じました。

ちなみに、この旅程で、ポイントとなったことを記載しておきます。それは入国審査です。入国審査では、「外国人入国記録」の書き方が分からず、ローマ字で表記すべきところを間違えて日本語で記載してしまう人も多くいました。今回は、臨機応変に対応し、上手く通り抜けることが出来ましたが、こうしたことも海外旅行未経験者には難しいのだと感じました。マニュアルをつけてもらい、いろいろ指導してもらってもその通りに書くのは難しいことだということがわかりました。

韓国の金海空港では、こうしたトラブルもなく、現地視察へと進むことができました。これも、今回関わっていただいた通訳案内士をされている方のサポートのおかげです。また、空港ターミナルに止まっていたバスに乗ると、バスの心地良さからか、そうしたトラブルも忘れてしまいました。窓からの景色も、日本とはあまり変わらないように見えたことも安心を与えてくれました。しかし、走行していい車線が日本とは反対だったり、建物に取り付けられた看板などがハングルで書かれているなど、見慣れない光景があり、これから様々な研修を体験出来るのだと心弾ませることができました。これから6日間頑張っていきたいと思います。

 海外研修初めての学生のために成田空港内でいろいろなサポートを受けました

金海空港に着いて一息ついた学生たちの様子

 

○観光学部1年 上島 佳乃
7月26日から31日までの4日間、8月24日から行われる韓国研修の事前学習がありました。

事前学習では、最初に、8月25日に実施する東西大学と交流をするためのチームに振り分けられました。入学して以来、初めて、先輩と交流することとなりました。優しく、気さくに話しかけてくれる先輩ばかりで、とても嬉しかったです。そうした先輩たちと、東西(トンソ)大学の学生と一緒に回りたい場所について、書籍やネットを駆使してピックアップしていきました。その際,「なぜ、そこに行きたいのか?」ということも考えました。そうした理由を考えながら調べ進めていくと、結果的に韓国の歴史の知識を深めることができました。事前学習の段階では、韓国に行く実感は湧かなかったけれども楽しみが増し、早く韓国へ行きたくなっている自分に気づきました。

そうした想いを膨らませてくれたのは、東西大学の学生たちでした。彼らと交流するにあたって、日本のLINEに似たkakao talkというチャットアプリで自己紹介をしたり、詳しい日程のことについて連絡を取り合っていたことが理由です。私たちと交流日に一緒にフィールドワークをしてくれた2人の学生は、当日も細かく予定を立ててくれたり,提案してくれたりしてくれ、感謝でいっぱいの交流会となりました。本当に楽しかったです。ありがとうございました。
 

 交流会の事前準備のためネットで釜山の情報を検索中

 交流会に向け事前準備を行ったフィールドワークの調査地について発表する様子

 

○観光学部4年 小泉 凪
今回の研修では、私たちのプログラムを遂行するために、海外協定校である釜山に本拠地を構える東西大学の皆様には多大なるご協力をいただきました。そのこともあり、交流会やプログラムのサポート体制を準備してくれた東西大学の教職員及び学生の皆様には、お礼として日本から何かお土産を持参しようということとなりました。

そこで、釜山のフィールドを活用した交流会を計画してきたグループごとに、日本のお土産を選ぶこととしました。グループごとにお渡ししたものは異なっているのですが、「韓国では、今、日本の何が人気なのか?」ということを検索し、食べ物やキャラクターなどを中心にお土産を探しました。  

私たち自身がネットで検索したり、本学へ留学してきている韓国人留学生へ聞き取りをしてみた結果、抹茶味のお菓子やこんにゃくでできたゼリー、日本のアニメに関わるグッズなどを中心に選ぶこととなりました。結果が功を奏してか、喜んでもらえたと思っています。

一方で、実際に渡航し、東西大学のキャンパスでは、アジア学科や日本語学科の学生たちと一日を一緒に過ごすことで、本当に人気のあるものやその理由を知る機会ともなりました。

例えば、こんにゃくでできたゼリーは、日本で買う定番のお土産だそうですが、その理由は、「韓国で買うと高いから」だということを教えてもらいました。同様の理由として、赤と緑のパッケージの有名なカップうどんは高くても買う人がいるほど韓国では人気ということですが、やはり値段が高いこともあり、日本からのお土産としては人気が高いそうです。

他にも、クレヨンしんちゃんやポケモンなどのアニメ関連商品は、数年前から人気が出ており、コンビニエンスストアでもキャラクターグッズが販売されているところを見かけました。とはいえ、今回は、上記以外の日本語でかかれたパッケージのお菓子やグッズ、じゃがいもを使った定番のスナック菓子などをお土産として持って行ったのですが、とても喜んでもらえ、嬉しい限りでした。その様子を見て、思っていた以上に、日本のキャラクターやお菓子が、韓国人にとって身近にあることを学びました。

簡単な韓国語で自己紹介中

 交流会前に東西大学の学生を囲んで手土産についてご紹介