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2023年度「韓国研修」:学生の声2

海外留学

2023.09.12

観光学部では、8月24日から29日までの6日間、韓国での研修プログラムを実施しました。

新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、二年間研修を休止しておりましたが、本年度より再開する運びとなり、釜山、ソウルの2都市を訪問することとなりました。

本研修では、学生たちは実地で観光資源・産業・文化などについて体験的に学びました。実地体験をすることで、専門教育や海外長期留学への志向を高めることが狙いです。

研修プログラムでは、「(1) 海外協定校との交流」、「(2) 観光関連交通機関への乗車」などを経験しながら、「(3) 世界遺産」や「(4) 伝統文化の現代的な活用事例」、「(5) 研修国独自の観光ブランディング事例」について、視察を通して学びます。

今回は、研修プログラムでの様子と8月25日に実施した「(1) 海外協定校との交流」について紹介します。

○観光学部2年 久保田 有咲
8月24日に韓国に入国し、最初の食事はホテル近郊での自由行動の中で見つけることとなりました。私も含め数名の学生は、次の日の東西(トンソ)大学との交流に向けて元気をつけなくてはということで、釜山で有名な魚介を食すべく、ホテル近郊のチョンギ ワケミチッ東光店を訪れました。

ここでは、タコ鍋をいただいたのですが、豪華な鍋に加えて、おかずもたくさん出てきたことに驚きました。これは、日本でいうところの「お通し」ですが、その種類の数は毎回6~7品種あるとのことです。本場のキムチや韓国海苔はもちろんのこと、自家製の卵焼きやチャプチェなど一般的な家庭料理にも舌鼓を打ちました。味付けも日本人好みでとても美味しくいただきました。キムチは日本で食べるものと違って少し辛くおいしくて感激しました。

鍋の中には、タコをはじめとした魚介に春雨のようなものが入っており、韓国ならではの味を楽しむことができました。その鍋は、スープや具材をご飯にかけながら食べるのですが、韓国特有の銀の食器は熱くなりやすいので、お茶碗を持たずに食べるという習慣があることを知りました。必ず「お茶碗は持って食べなさい」という日本の習慣とは異なった習慣に驚きました。

ツアーコンダクターの方からこうした習慣に関してのお話を聞き、韓国文化を体験しながら食事をとれたことに感謝しました。とくに、「ご飯をお代わりするとき(더 주세요:ト チュセヨ)」や「お水をもらうとき(물 주세요:ムル ジュセヨ)」の注文の仕方なども教えてもらいながら美味しく食べることができました。早速、習ったばかりの韓国語が通じた時はとても嬉しかったです。
 

釜山の海鮮料理はどれも美味しかったです

タコ鍋が美味しすぎて驚きました


○観光学部2年 生駒 紗耶佳
2日目は、東西大学の学生たちとの交流会でした。
交流会の本題は、東西大学と城西国際大学双方の学生が混合でグループを組み、釜山で観光を行うというものです。そのため、事前学習段階からKakao Talkというアプリを利用し、遠隔で打ち合わせをしながら、観光してみたい場所について東西大学の方々と相談をしていました。午前中は、その成果をパワーポイントにまとめたものを東西大学の学生の皆さんの前で共有すべくプレゼンテーションを実施しました。

その後、4グループを(甘川文化村(カムチョンムナマウル)2グループ、海雲台(ヘウンデ)2グループ)に分け、それぞれの観光地のブランディングに関する視察することとなりました。私達のグループは、海雲台というエリアを東西大学の学生に案内してもらいながら視察を実施しました。

とくに、印象に残っているのは、Busan X the SKYという100階建てのビルに登った際のことです。このビルには、世界一高い所に位置するスターバックスがあるので、そこで全員でお茶をすることを計画し、ここに登ることにしました。絶景で飲むスタバのドリンクは格別でした。こうした高いところに施設があるだけでも、飲み物の付加価値を高めるのだと思いました。そして、ここで購入したドリンクを片手に、近傍のビーチを散策しました。海風がとても心地よかったです。こうした地域性を活かした観光コンテンツづくりは重要だと感じた視察でした。

今回の研修では、こうした視察で地域の理解を深めるとともに、この活動を通して現地の学生ともたくさん交流することができ、仲良くなれたことが貴重な経験となりました。東西大学の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
 

Busan X the SKYなどの超高層ビルの立ち並ぶビーチは釜山の新しい観光名所となっています

ビーチ近傍の商店街も賑わいを見せていました


○観光学部2年 吉田 春音 
今回の視察では、韓国の観光に欠かせない公共交通機関への乗車を目的の一つとしているため、交通系ICカードを購入することとしました。
韓国の交通系ICカードは、T-money cardといいコンビニでも購入でき、そのままコンビニでチャージもできる便利なカードです。私が、このT-money cardを使った第一印象は、日本のSuicaに似ているなということです。チャージをしてお金をカードに入れておけば、電車やバスはもちろん、コンビニなどで飲み物を買う際にも使うことができます。

私たちは東西大学の学生たちとの交流会でこのカードを利用しながら、地下鉄やバスを乗り継ぎ、甘川文化村という目的地に向かいました。このエリアは、急斜面に建つ集落を、アートを活用し観光地として再生させたエリアです。街並みはカラフルな色彩で彩られ、日本ではありえないような美しさがありました。私だけでなく、他の人もそう感じたのか、「韓国のマチュピチュ」と呼ばれています。

こうしたカラフルな街並みは、色だけでなく、いろいろな観光に寄与する工夫がなされていました。例えば、今回の甘川文化村内の視察では、BTSのジミンとグクが描かれた壁画のポイントを通ったのですが、メンバーと並んで撮る人がたくさんいました。これだけでも観光資源になっているのだと思いました。他にも、Instagram用のスポットが多く散りばめられており、私たちも東西大学の皆さんと多くの素敵な写真を撮ることができました。
 

今回の研修でとても役に立った交通系ICカード T-money card

 

甘川文化村が観光客誘致対策として実施しているインスタ映えスポットを調査しました