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英語で日本文化のガイドをします①~成田山新勝寺で英語ガイドを体験しました~

ゼミ活動

2024.08.01

7月12日、成田山新勝寺(千葉県成田市)で英語ガイドを体験しました。柴﨑ゼミでは、英語圏(英語を話す)のインバウンド観光客をどのように千葉県に誘致するかに取り組んでいます。外国からの観光客の流れを地方に分散させることは、現在大きな課題となっているオーバーツーリズム解決の糸口となります。このゼミでは、インバウンド観光客の方々に英語でガイドをし、交流しながらその動向を調査・研究することで、この課題について取り組んでいきます。

この度「成田ボランティアガイド」のみなさまのご厚意で、成田山新勝寺で一緒に活動させていただけることになりました。成田山新勝寺は千年を超える歴史があり、年間1,000万人以上の方が訪れる日本でも有数の寺院です。成田国際空港(千葉県成田市)に近いため、インバウンド観光客にとても人気があり、トランジット(乗り換え)の方が隙間時間を利用して参拝にいらっしゃることも多いようです。

今回は、成田ボランティアガイドの会の代表でもあり日頃ガイドに従事している大野さんと、会の方々による英語ガイドを体験させていただきました。たいへん流ちょうな英語で、参拝の基本的な作法から、知る人ぞ知る故事来歴まで時間をかけてじっくりと教えていただきました。由来やいわれを知ることで、参拝が格段に楽しくなることが身をもって理解することができました。

ガイド後には、Q&Aセッションにも快く応じていただき、英語ガイドの秘訣や、インバウンド観光客の動向などについての学生からの質問に、とてもていねいにご回答いただきました。次は秋にゼミ生たちが、インバウンド観光客のみなさんに英語ガイドをする予定です。

ガイドをする大野さん(左)

仁王門の紹介

釈迦堂の説明

観光学部3年 遠藤 美華
今回の成田山のフィールドワークにあたり、私は自分で成田山に下見に行ったり、下調べをしたりなどの事前学習に力を入れました。またゼミでも、それぞれが新勝寺について調べたことをまとめてパワーポイントで発表したり、ガイドの人にしたい質問などを考えたり、みんなで一丸となりフィールドワークのための下準備を進めてきました。しかし、実際にガイドを受けてみると、新勝寺についてまだまだ知らないことがたくさんあると気付かされました。ガイドを受けながら見学することで、より新勝寺の歴史についての知識や関心が深まり、もっと自分でも調べてみたいと感じました。秋学期のフィールドワークでは、私たちがガイドをする番なので、それまでに知識を深め、インバウンドの観光客のみなさんに喜んでもらえるようなガイドができるようにします。

最後になりますが、お世話になりました「成田ボランティアガイド」と、ご案内をしてくださった大野さんやガイドの方々に心より感謝を申し上げます。雨の中、私たちにもわかりやすい英語で、成田山の歴史や豆知識を熱心に教えてくださいました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。また秋にお目にかかれるのを楽しみにしております。

 

大本堂の内観

御護摩祈祷の説明