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B.B.BASE来・山武郡市の記録 自分たちにできることは何か?

プロジェクト

2024.08.22

2024年度も、観光学部では、地域にある道の駅みのりの郷東金を基点とし、観光を主題としたプロジェクトを行う授業を実施しています。そんな本授業の目的は、東金市の「地域の魅力発見」とその魅力を活かした道の駅を基点とした「サイクルツーリズムのためのコースの開発」です。東金市と観光に関わる連携協定を結び、東金市の観光に関わる基盤づくりをすることを目標として実施している活動となります。

本年度は、6月29日に、東金駅(東金市)、及び、成東駅(山武市)にB.B.BASE(※)が発着するので、その発着に合わせ山武郡市にやって来るサイクリストをお出迎えし、自分たちで考えたサイクリングコースを走ってもらおうと、地域の人々の協力を得てスタンプラリー&フォトラリーの企画と運営を実施することとしました。

今回は、6月29日に実施したB.B.BASE来・山武郡市に関わる取り組み(スタンプラリー&フォトラリーの企画、来・山武郡市を記憶に残してもらうための取り組みとして参加賞などを贈呈する企画)についてご報告したいと思います。

また、下記の皆様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。

スタンプラリーの会場を提供くださった企業一覧
sghr 菅原工芸硝子 様、HAPPY NUTS DAY様、コミュニティ CAFE 農家キッチン LABO FARM TO ... 様、道の駅みのりの郷東金 様

フォトラリーに協力くださった企業一覧
八鶴館 様、海の駅九十九里 様

学生の視点で地域のお勧めのお店として掲載をした企業一覧
サントスカフェ 様、珈琲 NOHAMA 様、趣味工房あるく 様、砥部農園 様、守屋酒造 様
 

 とっちー(東金市)とくくりん(九十九里町)と一緒にB.B.BASEをお出迎えしました


○ 観光学部1年井出 柊弥
私は、今回のB.B.BASE来・山武郡市にあたって自分たちで考えたコースや企画などの取り組みを通して、様々な経験を得ることができました。とくに、地域の人々の協力を得て、自分たちで企画をしたスタンプラリーですが、多くの課題がありました。

まず、広報の課題についての課題です。イベント当日は、B.B.BASEに乗って東金駅で下車をしたサイクリストをお出迎えすることから始まりました。その際に、サイクリストに声をかけ、授業で企画・制作したスタンプラリーの台紙を渡し、概要を説明したのですが、事前にサイクリングのコースを決めている方も多く、スタンプラリーに参加して頂いた方が想定より少なくなってしまいました。

こうしたことは広報活動をしてこなかった自分たちの責任かもしれません。今後は、改善点として、事前に自分たちが運営しているInstagramや大学のweb siteなどへ告知を記載し、広報するなどしていきたいと思いました。

また、コースづくりについても課題がありました。私たちは、サイクリストをお出迎えした後、グループの仲間三人とスタンプラリーのコースの一部(約20km程)をアマチュア用モデルコースとして自転車で試走しました。東金駅からsghr(菅原工芸硝子)、“99”(オブジェ)のある九十九里浜の片貝海水浴場を経て、海の駅九十九里に向かい、成東駅に向かうコースです。

海岸沿いは海風が気持ちよく、サイクリングの楽しみの一つを実際に感じることができました。また、コースの中には盛り込んでいなかったのですが、昼食に立ち寄った、九十九里らぁめん くくりの醤油ラーメンも、あっさりとしたスープに魚介出汁が効いており、とてもおいしかったです。

ただ、昼食後、すぐに東金駅に戻りましたが、成東駅での電車到着時刻まで50分程時間が余ってしまったことから、もう少し綿密に計画を立てるべきだと思いました。早く着くことはいい点もありますが、もう少し山武郡市を楽しんでもらえるコースにすべきだったと悔やんでいます。

最後に、ゴールの時間制限を設けなかったことも課題だったと反省しています。

B.B.BASEの復路出発駅である成東駅では、サイクリストの方々に参加賞として、ソムリエファームのホワイトとうもろこしをプレゼントしました。山武郡市の魅力を持ち帰ってもらいたかったからです。さらにスタンプラリーを全て達成した方には、先輩たちがデザインしたオリジナルタオルを配りました。ただ、私たちもB.B.BASEに乗車することになっていたため、発車時刻寸前に到着した方に参加賞を渡すことができませんでした。

以上が、今回の取り組みの反省点ですが、こうしたことを踏まえて、みんなで改善点を話し合い、11月に実施する予定のイベントに活かしていきたいと考えています。
 

東金駅前でサイクリストに自分たちの活動を紹介しました
 

B.B.BASEを本千葉駅でお見送りする様子


○ 観光学部1年 上原 拓実
今回のB.B.BASEを応援するためのイベントを通して、私は、色々な経験をすることができてよかったと感じています。

まず、朝、東金駅に着いたB.B.BASEに乗車していたサイクリストをお出迎えするために、朝早くから準備をしたことはいい体験でした。とくに、集合時間に、チームメイトにLINEで呼びかけができたことは、自分を褒めてあげたいと考えます。自分は野球部に所属しているのですが、今回の取り組みを通してできるようになったこうした声かけなどが日常的にできるようになるといいなと思っています。

その後、スタンプラリーの立ち寄りポイントに自分たちが設定した HAPPY NUTS DAY やその近隣にある山武市を代表する酒造・守屋酒造、山武郡市のお土産として選んだとうもろこしを提供してくださったソムリエファームにお礼と当日の対応などの点でご挨拶に伺いました。

その際に、事前にお願いに上がる旨を電話で連絡したのですが、対応がうまくできず悩んでいました。ただ、悩んでいてもしょうがないので、その反省を活かし、当日の挨拶に関しては、どのように対応すべきか事前に友達に相談し作法を練習していったので、とてもいい結果が残せたのではないかと感じています。

また、こうした細かいところでの自分の成長だけでなく、ご挨拶に上がった際に、企業の取り組みや山武郡市の歴史などいろいろな話を聞けたことは収穫でした。今後の学びの中で活かしていきたいと思います。
 

スタンプラリーのお願いをHAPPY NUTS DAYにお願いしに行った際の様子
 

お土産で配布したソムリエファームのとうもろこしを受け取りに行った際の様子


○ 観光学部3年 秦 福垚
私は、日本に来て、初めて、プロジェクト型授業に参加し、チームメイトと一緒に自分たちでイベントを作る取り組みを実施しました。今回企画したイベントは、山武郡市を巡る自転車でのスタンプラリーの企画です。

自分は、スタンプラリーに参加してくれるサイクリストと同じように、山武郡市を自転車で巡り、サイクリストの気持ちを肌で感じることを経験するメンバーになりました。おかげで、たくさんの素晴らしい体験をすることができました。

例えば、日本の田園風景を体験できたことは、いい経験だったと感じています。大通りではなく、小道を走ると両側に田んぼの緑が広がり、そこにそよ風が吹いていると、まるで美しい絵巻物の中にいるかのようです。

また、私たちがスタンプラリーの立ち寄りスポットとして選んだ菅原ガラス工芸のショップに立ち寄ったこともいい経験でした。立ち寄り先の事前調査の担当ではなかったので、初めて見たその光景は、とても素晴らしいと感じたことを今でも思い出します。透き通った様々な形の作品に深く心を惹かれました。それらは職人の優れた技術を示しているだけでなく、彼らの美に対する追求を表しているとも思いました。

その次に回ったフォトスポットとしてサイクリストに提供した、九十九里の砂浜も記憶に残っています。果てしない海を眺め、自然の壮大さと静けさを感じました。波が岩礁を叩いて、波の音を立てて、私の心を浄化させてくれました。

一番忘れられない経験は、授業に参加しているチームメートと一緒に努力したことです。イベントをよりスムーズに運営し、イベントをより盛り上げるために、一緒に話し合い、お互いに助け合うことで、チームワークも深まりました。

以上、日本の美しい景色を味わうだけでなく、チームの連携の大切さを実感することができるいい機会となりました。今回の経験は、とても多くの収穫を得ることができたと感じています。
 

道の駅みのりの里東金でスタンプと交換する景品を試食しました

成東駅前で足湯モニターを実施