ゼミ活動
2025.08.05
2025年7月12日・13日の2日間、于航ゼミナールは千葉県鴨川市小湊にある旧小学校をリノベーションして誕生した学びの空間である「小湊さとうみ学校」にて合宿を行いました。卒業生2名を含む22名の参加となりました。
自然と笑顔がつながる「癒しと学び」の旅が波音と共にスタート
本合宿では8月に卒業予定の学生の卒業論文・研究発表の場を兼ねて、「癒しの旅」をテーマに、実際に現地で体験を重ねながら、ストレス軽減や教育旅行のあり方について考察し、今後の観光提案のヒントを得ることを目的としました。
「癒しの旅」とは、日常の喧騒から離れ、のんびり・ゆったりと過ごす体験を指します。特に、オーバーツーリズムの影響が少ない地方地域で行うことにより、旅行者自身の心身の回復だけでなく、地域活性化や観光課題の解決にもつながる可能性があります。
小湊海岸の磯場でカニや小魚をたくさん発見
「鯛の浦遊覧船」にて海風を感じる癒しの時間
今回の合宿は、3年生ゼミ生が中心となって企画・立案を行い、宿泊地選定からプログラム構成まで主体的に取り組みました。経済的負担を考慮し、宿泊・交通費が比較的リーズナブルで、研修にも適した施設として、廃校を再活用した「小湊さとうみ学校」を選びました。施設内には食堂、研究室、体育館、大浴場もあり、合宿形式の学びに最適な環境でした。
「小湊さとうみ学校」に到着、ゼミ合宿の幕開け
みんなで夕食を準備
協力し合いながら盛り付けもチームワーク
8月に卒業予定の先輩たちに祝福、お茶で乾杯
現地では、周辺の観光資源も調査。国の天然記念物である「鯛の浦遊覧船」に乗船し、日蓮聖人ゆかりの「誕生寺」を訪れるなど、自然と歴史の両面から癒しを体感しました。
夕食は、参加者全員で協力し調理。夜には、8月に卒業予定の4年生5名による卒業研究発表が行われ、心温まる送別の場となりました。
【卒業論文・研究テーマの分野】
1. 「モンゴルパオ」の役割の変遷に関する研究
2. 近代歴史遺跡の観光資源としての新たな価値と再評価
3. ショートビデオによる観光地知名度アップに及ぼす影響
4. 中華料理の日本的味覚改造と文化適応についての研究
5.SNSを活用した観光地ブランド戦略についての研究
卒業生5名による卒業論文・研究発表
翌朝は朝食班が中心となり、まるでホテルのようなバランスのとれた朝食を準備。その後は電車で「鴨川シーワールド」を訪れ、海の生き物たちと触れ合いながら「海の癒し」を実感しました。
ホテルのような朝食を自分たちの手で、朝から健康的な癒しのひととき
シャチショー最前列、大きな水しぶきに包まれー夏のご褒美
今回の合宿を通して、学生たちは実践的・主体的に「癒やし観光」及び「地方観光」の魅力を体験的に学ぶとともに、ゼミ生同士間の絆も深まり、充実した大学生活の一場面を刻むことができました。
「癒しと学びの旅」の夏の記憶