海外研修
2025.12.15
観光学部で実施している台湾での海外インターンシップ・プログラムをご紹介します。
期間は9月から翌年2月までの6カ月間で、インターンシップ先は台北の5つ星ホテル「台北グランドホテル(台北圓山大飯店)」です。本プログラムでは、週5日、1日8時間のホテルインターンシップに加え、週1回、本学の海外協定校「台北城市科技大学」にて約3時間の中国語レッスンを受講します。
ホテル業務では、中国語だけでなく英語での対応も求められるため、幅広い実務経験を通じて、実践的な語学力の向上が期待されます。また、事前にインターンシップ・ビザを取得して渡航するため、現地ホテルで有償勤務が可能で、経済的負担の軽減にもつながります。さらに、大学の教育プログラムの一環として実施されるため、プログラム内容に応じた単位を修得でき、帰国後の単位不足の心配もありません。
「海外で暮らす」・「働く」・「学ぶ」という貴重な経験を同時に体験できる、実践的なプログラムです。
【2025年度 海外インターンシップ・プログラム(台湾)】
◾️ 研修期間:2025年9月10日~2026年2月25日
◾️ 参加人数:4名
《プログラム前半の様子》
今年度も、台湾での有給インターンシップがスタートしました!
参加者は、観光学部在籍の女子学生4名(2年生3名、3年生1名)。事前学習をすべて終え、無事に台湾に到着しました。これから本格的にプログラムが始まりますので、その様子を随時、写真とともにご紹介します。
台湾でのインターンシップビザを無事取得.!
台湾に到着しました!
実習先、台北圓山大飯店(5つ星ホテル)
実習先の圓山大飯店寮の様子
早速、制服を合わせ、いよいよ実習がスタートします!
海外協定校、台北城市科技大学
現地大学での自己紹介の様子
現地大学で歓迎会をしていただきました!
台北観光地「淡水」にて夕日をバックに(中央は現地校の担当教員)
参加者の声:
6か月間の圓山大飯店でのインターンシップが、9月10日から始まりました。その日は羽田空港を出発し、台北は松山空港でフランシスさん(ホテル人事スタッフ)に出迎えていただきました。そのままホテルへ向かい、制服の採寸や配属先の部署についての説明を受けました。
私たちは週5日の研修と、週1日の大学での中国語授業を受ける予定です。実際に、到着翌日からは2人1組に分かれて実習が始まり、最初の3か月間は金龍餐廳で研修を行うことになりました。初日は、キッチンからホールへ料理を運ぶ「買爺(まいえ)」と呼ばれる担当を務めました。2週間ほど経つと、お客様へ料理を提供するウェイター/ウェイトレスの仕事を初めて任されました。
最初はお客様の言葉も聞き取れず、右も左も分からない状態でしたが、3週間ほど経つとお客様の会話の内容や仕事内容にも徐々に慣れてきました。
語学については、大学の授業に加えて毎日自主学習を続けています。完璧に訳すことはできなくても、単語やニュアンスで理解できるようになってきました。ただ、語彙力が圧倒的に不足していると強く感じているため、今後も日々の勉強を怠らないようにしたいと思います。
レストランを利用するお客様からすれば、新人であってもベテランであっても同じスタッフです。分からないことがあれば先輩スタッフに教えていただきながら、より良い接客を心がけていきたいです!
観光学部2年 長嶺百花さん
《プログラム中盤の様子》
早いもので、台湾でのインターンシップが始まってから3カ月が経ち、活動は折り返し地点を迎えました。実習や生活、現地の方々との交流にも徐々に慣れ、新たな仲間もできてきたようです。今回は、この時点での参加学生2名の声と写真をご紹介します。
同僚と一緒に①
同僚と一緒に②
海外協定校の大学生との交流会
台北「加賀屋」を訪問(温泉地、北投エリア)
現地のお店で小籠包を堪能!
休日に観光地「九份」へ
夜市をバックに
参加者の声:3か月の節目で、最初に配属された「松鶴廳」での勤務が終了しました。この期間に多くの留学生と交流できたことは、私にとって大きな財産です。業務だけでなく、プライベートでもさまざまな国の仲間と関わり、人とのつながりの大切さを強く感じました。
12月からは「金龍廳」という別のレストランに異動し、新しい業務に挑戦しています。慣れないことも多いですが、新しい環境でも積極的に学び、さらに成長していきたいと考えています。
また先日は、海外協定校である台北城市科技大学の学生たちと一緒に加賀屋を訪問し、日本式のおもてなしについて学ぶ貴重な機会がありました。接客中にまだ対応できない場面もありますが、これからも努力を続け、より円滑なコミュニケーションを目指していきたいです。
観光学部2年 野原未久さん
この3カ月間、私は「金龍餐廳」というレストランで実習を行いました。メニューの数が多く、読み方も難しかったため、慣れるまでに時間がかかりましたが、言葉が通じたときはとても嬉しく、感謝の言葉をいただいたときは大きなやりがいを感じました。日本人のお客様も多く、対応した際に「あなたがいてくれてよかった」と声をかけていただいたことは、今でも大切な思い出です。
また、海外協定校との交流会では中秋節の行事に参加し、秋の収穫を家族でお祝いする台湾の文化に触れることができました。この時期は街中で月餅が販売され、とても賑やかでした。台湾の人々が家族との時間を大切にしていることを実感しました。
さらに、現地で新しい仲間もできつつあります。実習を通して仲良くなった仲間たちと夜市へ出かけたり、食事をしたりと、台湾ならではのローカルな経験を楽しんでいます。うまく話せないこともありますが、周囲の方々が優しく接してくれるため、安心して過ごすことができています。まだ学ぶことは多く、落ち込むこともありますが、一緒に参加している3人の仲間と支え合いながら、残りの3か月も頑張っていきたいです!
観光学部2年 坂入怜奈さん