海外留学
2025.12.15
アメリカのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校に留学中の二瓶涼香です。今回はアメリカのビッグイベントのHalloweenとThanksgiving Dayについて紹介したいと思います。
Halloweenは日本でも人気のイベントですが、現地アメリカでは日本以上の盛り上がりです。家の玄関先をデコレーションするのはもちろんのこと、自宅を改造してHalloweenの時期だけお化け屋敷にする家もありました。
自宅改造型お化け屋敷
大学内では、Halloweenの当日だけでなく、前日からコスチュームを来てくる学生もいて、日本では見ない光景だったので驚きました。また、Pumpkin Carving Contestといった本物のかぼちゃをジャック・オ・ランタン(かぼちゃのランタン)にし、それをALI(American Language Institute)の学生同士で、どれが1番かわいいか、怖いかというコンテストも開催されました。
私は、コンテストの数日前に到着したばかりのフランス人たちと一緒のグループでした。彼らは日本のアニメが好きで、とても楽しく話をしながらジャック・オ・ランタンを作ることができました。また、Halloween当日の夜は、城西国際大学に交換留学していた友人とその現地の友人ら4人で、近所の家をまわりながらお菓子集め「Trick or Treat」をしました。
ジャック・オ・ランタン作り
Trick or Treatをしている場面
Halloweenは日本でも行っているイベントなので想像しやすいかもしれませんが、日本に馴染みのないThanksgiving Day(感謝祭)も体験しました。アメリカのThanksgiving Dayは11月の最終木曜日に行われるため、大学が11月最終週すべて休みになり、短い休暇期間になります。
Thanksgiving Dayは家族と過ごす大切な日です。そのため、一人暮らしをしていて家族が遠方に住んでいたとしても、この日は必ず集まるといった、日本で言うところのお正月のような行事です。
今回、同じALIに通うコロンビア人のホストファミリー宅に招待していただきThanksgiving Dayをお祝いしました。このイベントでは、七面鳥、マッシュポテト、パンプキンパイなどを作り、食べて満腹になったら少し休憩し運動、そして、また空腹になったら食べるという少しハードなイベントでした。
招待される側は、何かしら1品以上の食べ物を持っていったほうがいいと聞いたため、あまり感謝祭とは関係ありませんが、日系のスーパーで購入したクリーム大福を持って行きました。彼らはTikTokで餅というものを知り、ずっと食べてみたいと言っていたため、とても喜んでくれました。
感謝祭での様子
今回の体験を通して、アメリカの行事に向き合う姿勢や、家族を大切にする気持ちに直接触れ、また一つ新しい文化を理解することができました。異文化に接し、異文化を理解することは、観光を学ぶ私たちにとって欠かせないものです。
日本へ観光に来たからには日本での文化を楽しんでほしい、楽しませるのが日本の観光業が担うものだと考えます。ただ、文化の押し付けにならないためにも、お互いを尊敬する気持ちを言葉や行動で表すことができれば、多文化共生がうまくいくのではないかと考えさせられました。
留学生活残りわずかですが、他国の文化についてさらに理解を深め、日本に戻ってそれらを活かせるように頑張りたいと思います。