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観光学部 海外長期インターンシップ(台湾)~海外で働くことの厳しさと楽しさを経験しよう!~

インターンシップ

2019.09.30

参加学生からの声をお届けします!

  このプログラムは、城西国際大学観光学部、台北圓山大飯店、台北城市科技大学の三者協定にもとづく約6カ月間の海外長期インターンシッププログラムです。台湾の老舗高級ホテルである圓山大飯店(台北)で週5日間の有償インターンシップを行うとともに、本学海外協定校の台北城市科技大学では、英語や中国語などの授業を受講します。海外での実地体験を通して、語学力とホスピタリティを実践的に身につけます。




「海外インターンシップを終えて ~海外で働くこととは~」

2019年2月出発 観光学部3年 酒井 莉奈さん
最初は、主にプロのコンシェルジュの横に立ち、幅広い業務を見習いました。コンシェルジュの役割は、本当に多くのこと覚える必要がありました。例えば、各宴会場の名前や場所、レストランの営業時間、各会場の電話番号など覚えることが山ほどあり、それを完璧にこなしているコンシェルジュの姿を見て、私もいつかここに立って活躍したいと思いました。そのために私は中国語を学びながら、施設場所・案内を必死に覚え、英語や中国語でも案内できるように努力しました。お客様も私が日本人で、必死に伝えようとしている姿に対して優しくしてくれるお客様が多くいらっしゃいました。少しずつですが、徐々に自然に笑顔になれ、最後は相手も笑顔で「ありがとう」と言ってくださり、やりがいを感じました。
 その後、週に2~3回夕方から夜にかけて上海料理の圓苑レストランで接客もしました。主な仕事内容は日本人団体に出す料理を運び、皿を回収する仕事です。最初は、料理を1度に2つしか運べなかった私ですが、繰り返すうちに4~5個持って運べるようになりました。さらに料理を提供するとき一言、「失礼します。お熱いので気をつけてください。」など細かい所まで丁寧に接客していたため、お客様から「日本人?ありがとうね。仕事頑張るんだよ。」と話しかけてくださる方がとても多かったです。中国語で何も話すことができない状態からのスタートだったのにも関わらず、今では少しずつ会話ができるまでに上達しました。また接客業をするにあたり必要なことは先読みだと仕事を通じて学びました。お客様の要求に対し、それが不可能だったときの違う対処法を先に考える、思考力とスピード力をここで得ることができました。
 この研修を通じて、辛いことも経験しましたが、一緒に研修に参加した仲間がいたから私は最後まで1日も休まず仕事をすることができたと思います。また、多くの現地の人と友達になることができました。ここで得たものは私の一生の宝物であり、この経験を絶対に無駄にせず将来に活かしたいと思います。長期インターンシップに参加して本当に良かったです!

2019年2月出発 観光学部3年 吉田 由樹さん
 6カ月間の海外インターンシップを経て、幅広い業務を経験させていただきました。前半は、コンシェルジュと上海料理のレストランを経験させていただき、後半は、ビュッフェ形式のレストランと広東料理のレストランで研修をさせていただきました。コンシェルジュではトイレの言い方と案内の仕方から覚えました。大学で中国語を勉強していたので、簡単な言い方は分かっていたのですが、台湾と中国では表現が異なるため、覚え直すことが必要でした。
 コンシェルジュの仕事は、レストランの予約、予約の確認、館内の案内や忘れ物への対応など、お客様だけでなく、従業員がスムーズに動ける環境をつくることも業務の一つです。初めの1カ月目は業務の内容をしっかり覚えること、それを日本人へしっかり説明できるようにすることで精一杯でした。また、圓山大飯店からはさまざまな方面へのバスが出ています。例えば、空港までのシャトルバスや台北市内への観光バスなど、それぞれの料金や時間については、実際自分で使用してみない限り、お客様の要望に合ったルートをスムーズにご案内することはできません。コンシェルジュの業務を通して、対応力だけでなく、混み具合が激しい場所でそういったお客さまの要望を素早く聞き出すこともこの仕事では欠かせない能力だなと気づくことができました。
 レストランではビュッフェ形式の朝食のレストランと広東料理、上海料理の3種類のタイプのレストランで働かせて頂きました。広東、上海料理のレストランでは、コースメニューでの対応もありました。コース料理は、厨房のスピードとお客さまの食べるスピードを考えてお料理をお出しするのですが、ここが難しい部分でした。お客様をよく観察し、タイミングよく料理を出せるよう配慮しました。また、台湾では食事中に熱いお茶を飲む習慣があるため、レストランではいつも熱いお茶を出していました。しかし、日本人のお客様からは、冷たいお水を頼まれることが多く、文化によってニーズが違うことを実感することができました。
 最後に、このインターンシップを通して、ホテルの仕事だけでなく、自分の中国語のレベルを痛感させられ、継続学習の活力になったことは収穫だと思います。さらに、ホテルで働くうえで国の文化の違いを認識することの大切さは、海外インターンシップでしか気づけなかったことでもあり、本当に充実した6カ月間だったと感じています。


フロント業務の様子(中央向かって右側から酒井莉奈さん、吉田由樹さん)


圓山大飯店エントランス前で
(向かって右側から酒井莉奈さん、天田桃子さん、吉田由樹さん、戸田純さん)


フロントスタッフと業務終了後に(酒井 莉奈さん 2列目右から2番目、吉田由樹さん 2列目左)