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地域連携プロジェクト 道の駅と大学連携2021 地域連携企業などとの打ち合わせ報告

プロジェクト

2021.07.14


 観光プロジェクトa/地域連携プロジェクトの授業において、東金市で連携をしてくれる道の駅・みのりの郷東金様(以下、みのりの郷)と、7月10日に実施予定のまち歩きイベント「No.1映え選手権~東金トコトコ~」の運営方針や企画趣旨についての打ち合わせを行いました。
 また、まち歩きイベントの休憩場所になるチェックポイントの選定や、イベント後の報告を行う企画展示会場の視察なども実施しましたので、その調査に参加した学生の感想などの報告です。

● 観光学部2年 伊達七海
 今回、地域連携プロジェクトの履修者のうち3人が代表してみのりの郷と7月10日に実施するまち歩きイベントに向けた事前打ち合わせを行いました。みのりの郷からは、駅長の今関さん、副駅長の内山さん、企画広報課の土濃塚さんのお三方に参加していただきました。

 私たちが取り組む地域連携プロジェクトは、道の駅を中心とした東金市の地域活性化を目的としています。そのこともあり、東金市の道の駅であるみのりの郷には、私たちが練った企画について協力体制を組んでいただいています。打ち合わせは、まち歩きイベントの説明、当日のスケジュール、お弁当企画の説明、その他、ご協力いただきたいことなどについて学生たちから説明をさせていただきました。説明終了後の質問には、初めてのアドリブでの応答に必死でしたが、なんとか乗り切ることができました。

 ちなみに、今回の打ち合わせを通して一番印象に残ったのは、私たちから提案した「城西国際大学とコラボした特別記念切符を発行していただけないか?」という要望に対し、大変良い反応を示していただけたことです。副駅長の内山さんと土濃塚さんには、事前にオンラインで道の駅の概要について説明いただいていたこともありましたが、企業の方と対面で打ち合わせをするという経験は初めてだったので、「私たちの考えを受け入れてくださるのか?」ということに不安を抱いていました。ただ、駅長から良い返事をいただけた際には、「自分たちの考えを物怖じせず伝えることも大切なのだ」と感じました。

 このように打ち合わせをすることで、道の駅からの要望がはっきりとわかったこともあり、企画を前に進めることができた気がしています。これも、私たちのような学生の話に耳を傾けて真摯に向き合って下さったみのりの郷の皆様のおかげです。本当に感謝しています。みのりの郷の皆様の期待に応えられるよう、今後も頑張っていきたいと思います。
 

道の駅の概要について事前のオンラインレクチャー

 

みのりの郷東金での打ち合わせ風景

 

●観光学部2年 飯田紗矢
 今回は、私たちが企画しているイベント「No.1映え選手権~東金トコトコ~」の2回目の調査のために、運営班の3人で東金市に赴きました。
 1回目の調査の際は、授業後の調査ということもあり、時間がなくサクっと見ることしかできませんでしたが、今回は1日かけて調査を行うことができました。

 東金市にあるたくさんの魅力を発見するために調査に赴いた中で心に残っているものは、今回企画しているイベントのチェックポイントとして選定した「八鶴亭」です。

 前回、本学部のweb siteで私が掲載した記事に「新型コロナウイルスの影響で廃業...」と記載したこの「八鶴亭」は、新しくフレンチレストランとして5月1日から再オープンしていました。 そこで、今回は、少し奮発して「八鶴亭」のフレンチレストランで食事を取ることとしました。
 コースは、全部で3コースあり、肉と魚がメイン料理のコースを選びました。こうした食材は、東金のものを中心に使用しており、東金の魅力を感じることができました。日本の伝統的な雰囲気の空間で、フレンチを味わえるのは貴重な体験だったので、ぜひ多くの皆さんにも体験してもらいたいと思いました。
 ただ、「八鶴亭」は、1階はフレンチレストランとして運営を再開していますが、旧本館と2階からの客室は、未だに営業を再開していません。
 その現状を知り、以前、授業の中で千葉銀行地方創生部の方々から聞いたお話しを思い出しました。千葉銀行様の地方創生に向けた主な取り組みの中に、「歴史的資源を活用した観光まちづくりの推進」というお話があったからです。この時のお話は、歴史的資源である古民家を活用した観光まちづくりを支援するという取り組みでしたが、私は「千葉銀行や地域の支援団体(八鶴亭を守る会)の皆様、東金市と本学観光学部が連携を図って、地域連携プロジェクトを行うことができたら、「八鶴亭」のような価値あるものを保存していくことにも希望が見えるのではないか」と淡い期待を持ちました。

 最後になりますが、こうした文化財の保護だけでなく、人口減少により「将来の消滅可能性都市」に登録されている東金市の問題に対しても、私たち観光学部の学生が、誘客という視点を持って地域の盛り上げに協力できたらいいなと思っています。なので、今回の観光プロジェクトa / 域学共創プロジェクトの授業で行うイベントを成功に導きたいと思っています。

※現在、「八鶴亭」を管理されている街並通信社の宮原さんとの打ち合わせ記事は、後日報告させていただきます。
 

八鶴亭の内観
 

九十九里町にある菅原工芸硝子の器に盛り付けられたデザート
 

●観光学部2年 小林 愛明
 私たちは、まち歩きイベント「No.1映え選手権 ~東金トコトコ~」を7月10日にプレイベントとして実施する予定です。また、このプレイベントで集めた東金市の「いいところ」情報や体験した環境を、目に見えるかたちで多くの人に紹介するために、11月に実施予定の城西国際大学 大学祭に展示する計画を立てています。
 そこで、6月12日に実施した東金市の調査では、展示に使わせていただく城西国際大学水田美術館を見学しました。美術館学芸員の山口さんにもご挨拶させていただきました。

 私たちは、現在は、鴨川市にある安房キャンパスに通っているので、馴染みもなければ行ったこともない東金キャンパス。その中でも、さらに縁遠い美術館を訪れたことは、展示を視野に入れた企画をしていくうえで良い経験になりました。
 ちなみに、私たちが訪れた6月12日の展示内容は、佐藤辰作氏の「佐藤辰作1970-2020」という回顧展でした。その展示を見て、「これだけの量の作品を展示することになるのか...?」と、私は少し戸惑いを隠せませんでした。ただ、同時に、「7月10日に行うプレイベントでの収穫物でここを埋めなくてはいけないのだ!!」と襟を正すことができました。そのためには、写真撮影や動画撮影など、多くのことを事前に準備しておかないといけないのだと改めて思った次第です。また、企画概要ボードや作品説明のキャプションを制作したり、プロジェクターの活用方法など、準備することはとても多いと思った次第です。

 ただ、キャンパスを超えて協力してくださる学芸員の山口さんのような方がいることで、心強さも覚えました。だからと言って、頼りきりにならず、11月の展示もひとつのゴールとして捉え、より充実した内容になるよう取り組んでいきたいと思います。
 

美術館で展示を考える様子