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国立映画アーカイブを訪問しました

ニューメディアコース

2025.08.16

7月にメディア学部ニューメディアコースの劉茜懿先生のゼミ生が東京·京橋にある国立映画アーカイブを訪問しました。国立映画アーカイブは、映画文化の保存と継承を目的とした機関で、貴重なフィルムの収集・保管・公開を行い、上映や展示をしています。当時の台本やカメラ、アニメーションの撮影機など貴重な資料も展示されていて、映画史研究の拠点として重要な役割を果たしています。今回学生達が鑑賞したのは常設展《NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史》展と企画展《ポスターでみる映画史 Part 5 アニメーション映画の世界》展でした。

東京・京橋にある国立映画アーカイヴ

東京・京橋にある国立映画アーカイブ

メディア学部ニューメディアコースでは映画史やアニメーションの授業があり、実践的な制作活動に必要である理論的な知識についても講義をしています。映画の誕生から特撮技術、VFXやデジタル映像表現への発展など、映画のルーツを知ることで将来的な創作のヒントや学生のアイディアを豊かにさせることを狙いとしています。

研究員の解説を聞く学生たち

今回は研究員の宮本法明さんから常設展の日本映画の歴史をコーナーごとに語って頂きました。例えば有名なリュミエール社の撮影技師が来日して映画を撮影していたことや、活動写真弁士の名簿があった事など、学生は驚きつつ楽しんで聞いていました。

学生たちは映像の歴史的な立ち位置を知ることで、フィルムから現在のメディア表現にどうやってつながってきたかを肌に感じ、自らの新たな表現に変換していくことでしょう。

劉先生のゼミ生の集合写真
 

学生の感想:

安江世奈
日本の映画の歴史を目にして、とても奥が深いと感じました。特に印象に残ったことは「狂った一頁」という映画のフィルムが米櫃の中にしまってあったことによって、戦争を生きのびていたことです。当時の映画のフィルムは熱でとても燃えやすかった為、どうやって生き残ったのか疑問だったのですが、このお話を聞けてとても感動しました。

さらに詳しいレポート、学芸員の方からのメッセージや他の学生たちの感想はこちらのページからご覧ください。
ニューメディコース「国立映画アーカイブを訪問しました」