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授業を超えて広がる言語と文化の世界~英語・スペイン語・音楽をつなぐフィゲロア先生~

教員活動

2025.09.29

2025年4月に国際文化学科に着任されたAngel Figueroa (アンヘル・フィゲロア) 先生をご紹介します。

 

英語・スペイン語・異文化理解

フィゲロア先生はジャマイカで生まれ、カナダで育ちました。ご家庭ではキューバ出身のお母さまからスペイン語を学びました。このような多文化的な背景が先生の豊かな国際感覚につながっています。

カナダは多様な文化的ルーツを持つ人々が、自らの背景を大切にしつつ、カナダ人としてのアイデンティティを育むことが奨励される国です。先生ご自身も、まさにそのような「クロスカルチュラルな感覚」を体現されており、学生たちに言語を教えるだけでなく、異文化理解の大切さも伝えています。

学部ではスペイン語とラテンアメリカ研究を専攻し、大学院では応用言語学を修め、現在は、英語とスペイン語の授業を主に担当しています。英語を交えながらのスペイン語の授業は、英語とスペイン語を学びながらスペイン語圏の文化も学べるため、学生たちから好評です。

カナダ・スペイン留学サポート

また、カナダやスペインに留学を希望する学生を、学びや生活の両面で丁寧にサポートしています。さらに、スペイン短期研修の実現に向けても意欲を示し、学生が安心して国際的な学びに挑戦できる環境づくりに尽力されています。

ラテン音楽

フィゲロア先生は、ラテンアメリカ文化、特にサルサやアフロ・キューバ音楽の歴史的背景と社会的文脈についても研究を重ねており、9月には、スペインで開催されたサルサ音楽祭に参加し、口頭発表を行ったり、サルサのDJを務めたりしました。また、その機会に、スペインに留学中の本学の学生たちとも交流しました。


フィゲロア先生は、学内で「音楽友の会」を立ち上げ、学生と音楽を通じた交流を続けています。多様な研究背景を活かし、言語と文化を楽しく学べる独自の教育を展開するとともに、学生が言語と文化を多角的に理解できる環境づくりを目指しています。