ハンガリー研修
2024.08.23
ブダペストでの初日と2日目に、ハンガリー建国記念日の行事に多く参加しました。この経験を通じて、講義で学んだ「医療は治療対象としての体だけを観るのではなく、その人の全人的な社会的背景(文化・歴史・宗教などの精神的支柱)や環境(家族・生活)などの情報をもとに考えて行動することが重要である」というSemmelweis大学の先生のお話が、より深く感じられました。また、これから研修で学ぶ「救急医療」における学びの目的や、なぜグローバルな視点が必要であるかについても考えさせられました。
例えば、マーチャーシュ聖堂周辺の職人フェスティバルでは、ハンガリーの文化や価値観に触れ、地域の背景を理解することができました。また、聖イシュトバーンの日の式典では、歴史や宗教的背景、国民の愛国心を感じることができ、式典の後には国を挙げての壮大な花火を楽しむことで、地域の精神的な側面や祭りの重要性を実感しました。これにより、患者の社会的背景や精神的な側面を考慮することの重要性がより具体的に認識できました。
この研修の意義として、全人的な医療アプローチの重要性が一層明確になり、Semmelweis大学(SE)での救急医療研修プログラムが、患者に寄り添ったケアを提供するための視野を広げる貴重な機会になると、ワクワクしています。
H.O
クルーズ船の上から見た花火
クルーズ船の中の様子
センメルヴェイス大学での講義の様子
聖イシュトバーンの日の広場の様子