自主ゼミ
2025.09.13
9月1日、市原市役所の経済部観光振興課と企画部シティプロモーション推進課の依頼を受け、観光学部の学生は、有志を募り、『広報いちはら』への記事作成のため、市原市南市原エリアの観光スポットの視察を実施しました。その活動について、学生の声を介し、ご報告したいと思います。
○観光学部1年 小栗 翔太
私たちは、市原市役所からの依頼を受け、有志のメンバーが集まり、9月1日に市原市役所の職員の方々とともに、市原市を視察しました。五井駅にある小湊鉄道の施設・こみなと待合室で集合し、高滝班と養老渓谷班の二手に分かれて、秋の観光シーズンに向けた南いちはらの広報をすることが目的です。
小湊待合室で市原市の観光地に関する説明を受けました
私は、養老渓谷班として、視察に取り組みました。ただ、私は、市原市民ですが、養老渓谷にはあまり訪れたことがなく、今回の視察を楽しみにしていました。
最初に訪れたのは、立国寺です。その入り口には、市原市と大多喜町の境に設けられた観音橋と呼ばれる太鼓橋があります。この橋は、赤い色が印象的で、山頂へと続く階段への入り口となっています。この橋を渡った後は、急な階段が続くのですが、途中にある小さなトンネルの中がひんやりしており、そこで少し涼み気を引き締め直し山頂に設けられた立国寺を目指すことができました。
頂上に到着すると、お寺の本堂があり、そこには出世観音が建てられていました。出世できるかどうかがかかっているので、とても大変な道のりにも感じますが、都会を忘れるような静かな雰囲気が味わえますので、山頂まで足を運んでください。
観音橋の上でモデル気分で取材を受けました
その後、観音橋の上から眺めた川へ向かいました。その川は、養老川と言いますが、私が普段見ている下流とは異なり、上流の水は非常に澄んでいて、魚の泳ぐ姿や川底まで見えました。川辺に近づくと、周囲の気温がぐっと下がり、まるで自然のクーラーのように感じられました。皆さんも、養老渓谷にお越しの際は、是非、川まで降りて涼んでもらいたいなと思いました。
養老川は澄んでいて魚が泳いでいる光景を見れました
そして、最後に小湊鉄道の養老渓谷駅も視察しました。ここでは、小湊鉄道の発着する様子を見学したり、駅に併設されている足湯に浸かる体験をしました。黒湯の温泉は、見た目は黒くて驚くのですが、いざお湯に浸かれば肌がしっとりしてこの日の疲れが飛びました。
都心からでも、五井駅まではすぐに行けるため、五井駅から小湊鉄道に乗って景色と癒しを求め養老渓谷を訪れて欲しいです!
国登録有形文化財になっている小湊鉄道の養老渓谷駅も視察しました
視察の最後に黒湯の足湯に浸かりました
○ 観光学部3年 青山 ひな
私たちは、市原市の観光地を巡る貴重な機会をいただきました。私は、高滝という地域をめぐるグループの一員として、視察に取り組みました。
最初に訪れたのは、廃校となった小学校をリノベーションし、グランピングができる施設としている高滝湖グランピングリゾートです。ここで、電動自転車を借りて高滝湖周辺を巡るサイクリングに挑戦しました。
レンタサイクルで高滝湖を周遊しました
私は、普段は自転車に乗る際に「単なる移動手段としてしか考えていない」のですが、この高滝湖周辺の自然の中を自転車で走行していると、自転車が「格別な空間を楽しむアクティビティ」に変わりました。おかげで、高滝湖の爽やかな風を感じながら、心身ともにリフレッシュすることができました。
また、その道中にある地元グルメも堪能しました。季(とき)珈琲というログハウス風のお店ではチーズケーキと氷出しアイスコーヒーを、Lapisというカフェでは米粉を使った優しい味わいのシフォンケーキをいただきました。そうしたグルメを食べながら、市原市って、こういう地域なんだなというイメージがなんとなく湧きました。
季珈琲のマスターにインタヴューしました
Lapisで物撮りに挑戦しました
そして、こうしたスポットや自然の風景を巡ったあとは、高滝湖グランピングリゾートに戻ってきて、2チームが合流し、廃校活用した宿泊施設らしい取り組みを見学しました。
グランピング施設はアメリカの西海岸のような雰囲気で素敵でした!
最後になりますが、今回の視察では、廃校を活用した地域課題解決の取り組みや、豊かな自然環境、そして地域に根ざした食文化を通じて、市原市の多面的な魅力を実感でき、本当に勉強になりました。観光学を学ぶ学生として、地域資源の活用と持続可能な観光について考える貴重な体験になったと思います。
私たちのバックに写っている小湊鉄道の列車内にも宿泊できるそうです