「日本・セルビア友好関係140周年記念シンポジウム」を開催

  • 国際教育センター

開会の挨拶をする杉林学長

アレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国大使

登壇する柴理子 城西国際大学国際人文学部教授

セルビアからオンラインで発表する山崎佳代子 ベオグラード大学文学部大学院教授

12月6日に東京紀尾井町キャンパスにおいて、「日本・セルビア友好関係140周年記念シンポジウム」が開催されました。セルビア王国のミラン国王と日本の明治天皇が始めて書簡を交わしてから、今年が140年目でありそれを記念してのシンポジウムです。

モデレーターは日本セルビア協会副会長で元在セルビア共和国日本大使の角崎利夫氏が務められ、会場には多くの来場者が訪れて、国内外からオンラインによる参加もあり、両国関係史に熱心に耳を傾けていました。杉林学長とアレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国大使からの開会の挨拶を皮切りに、本学国際人文学部の柴理子教授をはじめとするセルビア及びバルカン関係の専門家等にご登壇いただき、ビデオメッセージも寄せられました(ポスター参照)。また、2021年まで本学中欧研究所の所長を務められた故・柴宜弘先生に哀悼の意が表されました。

特に会場の関心を集めていたのが、2003年に日本からセルビアに贈られ、両国友好の象徴となっている、ベオグラード市内を走る約100台のバスに関する話題でした。「日本バス」や「黄色いバス」の愛称で親しまれて地元の人々に愛され、20年近くが経過し車内外の老朽化が進む中でもメンテナンスを繰り返して使い続けられ、今でも市民の生活を支えています。

日本が紛争後のセルビア復興にいち早く協力してきたことが国民の間でも広く知られており、日本への感謝の気持ちと親日国である証が、このバスには込められています。そのため、2011年の東日本大震災発生時には、セルビアは最も早く日本に手を差し伸べた国のひとつで、約3億円もの支援金が日本に贈られました。その3年後の2014年にセルビアで洪水が発生した際には、今度はその恩返しとしてセルビアを支援しようという声が日本においてSNS等で高まり、多くの支援金が集まったという、両国140年間の友好関係を象徴する好循環が生まれています。

会場では、19世紀中期から20世紀中期に活躍したセルビア人電気技師・発明家であり、トーマス・エジソンのライバルと呼ばれ、蛍光灯、電子レンジ、ラジオ、リモコン、交流電力システムの原理を発明したニコラ・テスラに関するパネルや民族衣装等の展示、またセルビアの食品やCD等の販売も行われ、盛況のうちに幕を閉じました。今後もセルビアと日本及び本学の友好関係が発展していくことを切に願います。

ニコラ・テスラに関するパネルの展示

セルビアの食品やCD等の販売