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2022年度の「韓国研修」~国際文化研修(海外) カリキュラム

研修4日目・5日目(最終日)

안녕하세요?
アンニョンハセヨ。韓国研修の広報チームで報告記事の作成を担当しております、4年生の坂本悠です。今回は、研修4日目・5日目(最終日)の様子をお伝えします。

【3月10日(金) 】

4日目は、景福宮(キョンボックン)の見学とソウル市内グループ別行動を行いました。これまでの日程とは異なり旅行会社のバスではなく、公共交通機関を利用しました。初めての韓国の地下鉄にドキドキワクワクしながら、ホテルの最寄り駅である永登浦市場(ヨンドゥンポシジャン)駅まで歩いて行き、地下鉄に乗って景福宮のある光化門(クァンファムン)駅に向かいました。9番出口から外に出ると、世宗(セジョン)大王の銅像が迎えてくれました。世宗(セジョン)大王は、朝鮮王朝第4第王であり、現代の韓国・朝鮮語の文字「ハングル」(正式名称は「訓民正音」)をはじめ日時計や雨量計などを発明し、朝鮮時代の文化および科学の発展に大きく貢献しました。

世宗(セジョン)大王と一緒に記念撮影

訓民正音

世宗(セジョン)大王の銅像の先に進むと、景福宮の正門として建てられた光化門(クァンファムン)が見えてきました。到着した際には、1日3回行われる「守門将交代儀式」が始まっており、運良く見ることができました。「守門将交代儀式」は、朝鮮時代の王宮で門の警備を担っていた守門軍(スムングン)という軍隊の交換儀式を再現したものです。儀式を行う人々は、役割ごとに衣装や装飾品が異なり、とても華やかでした。伝統を感じることができ、見応えがありました。

光化門(クァンファムン)

守門将交代儀式

儀式が終わると、門の中に入りチケットを購入しました。2日目に行った水原大学校での交流会で仲良くなった学生も一緒に、いくつかのグループに分かれて敷地内を見てまわりました。いくら歩いても先があるので敷地の広さに驚いていましたが、景福宮はソウル市内にある五大王宮の中でも最も規模が大きいそうです。

興礼門(フンレムン)の前で記念撮影

勤政殿(クンジョンジョン)

慶会楼(キョンフェル)

景福宮の見学を終え、グループ別行動が始まりました。事前に話し合って計画を立てていた目的地に向かいます。以下は、それぞれのグループで撮られたグループ別行動のときの写真です。韓国の現在と過去を行ったり来たりするようで、また、ときめきが感じられる写真ではないでしょうか。

「세종이야기(世宗物語)」記念館

「충무공이야기(忠武公物語)」記念館

ナツメ茶

ライアンと記念撮影

カフェ「Onion」

カフェ「Onion」

cots cafe

仁寺洞で記念撮影

広蔵市場

広蔵市場

グループ別行動を終え、ホテルに帰って来ました。メンバーが1つの部屋に集まり、チキンを食べながら今日をどう過ごしていたか、良かったこと、大変だったことを共有し合いました。

3月11日(土)

帰国前に記念写真

繋がりのナビ(蝶々)

日本に到着

お疲れさまでした

ついに帰国の日が来てしまいました。今回の研修でガイドを務めてくださったキムさんともお別れし、飛行機に乗り込みました。蝶々のストラップは、「13人の繋がりがこれからも続くように」と、韓国研修を担当してくださった亀井先生がプレゼントしてくれました。このストラップを見るたびに研修を思い出し、ほっこりしながらまた頑張ろうと力をもらえると思います。日本に到着し、韓国研修が無事に終わりました。あっという間の4泊5日間でしたが、メンバー全員が有意義でとても濃厚な時間を過ごすことができたのではないかと思います。

代表、副代表よりコメント

今回の韓国研修において、代表・副代表を務めた3名よりコメントを頂きました。代表・副代表になりたいと決意したきっかけ、研修に対する想いや目標、全体の振り返りなどを中心にお話しいただいています。

代表:3年 十川結夏さん
・私が代表を希望した理由は、事前学習の一環として参加した日韓交流会(1月18日に本学で実施されたJENESYS 2022 韓国青年訪日団との交流会)で代表挨拶をしている学生さんに憧れを感じたことと、今までやったことのない代表という責任のある役割にチャレンジしてみたいと思ったからです。研修のメンバーは初対面の人が多く、最初はメンバーをまとめることへの不安がありましたが、それぞれが担当の役割を一生懸命努めてくれたおかげで、韓国という土地で協力し合うという目標を達成できたと感じます。憧れだった韓国語での挨拶や大学紹介は、緊張しながらもやりがいを感じ、今後より韓国語のスキルを身に付けたいという韓国語学習に対する刺激を受けることができました。今回の研修で得たことを今後の学生生活に活かすとともに、就職活動の際の自分の経験として誇れるものにしていきたいと思いました。

副代表:2年 石川桃さん
・私はせっかくの海外研修なので、副代表という責任が大きい役割を担うことでより良い経験になるのではないかと思い、副代表に立候補しました。参加者全員にとって有意義な研修になるように心がけ、事前準備では自分から積極的に意見を述べてみたり、各グループと連絡をとったりしました。しかし実際に韓国での研修が始まると、初めての海外ということで緊張してしまい、副代表として上手く立ち回りができませんでした。自分のやりたいこととメンバーがやりたいこととの両立と、今自分にできることを考える力が足りなかったと思いました。しかしこのような新しい発見ができたことも、とても良い経験になりました。今回の研修でみつけたこの課題を、これからのゼミや課外活動に活かしていきたいと思います。

・副代表:2年 深山樹凜さん
私は、新しく出会った人達と交流し、実際に韓国に行って文化や歴史に触れ知識と経験を増やしたいと思い、今回の研修に参加しました。また、皆をサポートし、協力して活動したいと思い、副代表に立候補しました。韓国に行く前は不安もありましたが、研修を振り返ると水原大学校と国立仁川大学校の交流会で、韓国語で司会をしたことや、現地の方と実際に韓国語で話すことなど、研修で体験してきた一つ一つが私にとってとても良い経験になりました。この4泊5日間の研修で韓国語への学習意欲も上がったと感じますし、研修に参加したメンバーのおかげでとても楽しい時間を過ごすことができました。改めて、亀井みどり先生をはじめこの研修に関わってくださった方に感謝したいです。

今回の韓国研修を担当してくださった亀井先生をはじめ、ご協力くださった関係者の皆様に心より感謝を申し上げ、“私たち”の日韓交流(우리만의 한일교류)~土地を楽しむ、つながりを楽しむ~というスローガンを掲げて実施した2022年度韓国研修(「国際文化研修(海外)」)の報告を終えたいと思います。ありがとうございました。 


研修2日目・3日目

3月8日(水)

안녕하세요?
アンニョンハセヨ。韓国研修の広報チームで報告記事の作成を担当しております、4年生の坂本悠です。今回は、研修2日目・3日目の様子をお伝えします。

2日目は、水原大学校訪問と水原華城(世界遺産)の見学を行いました。水原大学校訪問では、案内を担当してくださる先生と学生に迎えられ、まずは水原大学校の歴史についてご紹介いただきました。続いて、図書館や音楽学部のコンサートホール、練習室(国楽管弦楽室、オーケストラ室)などを見学しました。図書館は建物の外観が左右対称に、コンサートホールがある建物はピアノの形にデザインされており、印象的でした。また、キャンパスがとても広く、施設をバスで移動した際にはとても驚きました。

図書館

 

音楽学部のコンサートホール

 

コンサートホールの舞台で記念撮影

 

お昼は、近くの食堂で参鶏湯(サムゲタン)を食べました。参鶏湯の歴史は古く、昔は王朝料理として食べられ、現代では栄養食として欠かせない料理の1つとなっています。私たちも午後の日程に向けて力をつけました。なお、今回訪れたお店の参鶏湯は一般的なものとは異なり、免疫効果が高いことで知られる桑黄(メシマコブ)というキノコを使った参鶏湯でした。

参鶏湯(サムゲタン)

 

午後は、再び水原大学校に戻り日語日文学専攻の学生との交流会を実施しました。交流会には、本学に留学していた学生と春から留学予定の学生も参加してくれました。開会の挨拶が行われた後、グループに分かれて自己紹介をしました。続いて、両大学の代表者がそれぞれ大学・大学生活の紹介を行いました。最後にバランスゲーム(例:「タイムマシーンに乗ることができるなら過去に行くvs未来に行く」など討論するゲーム)を行い、グループ内で一人ひとり意見を共有したり、グループで出た意見を全体に紹介したりしました。所属や学年、言語の枠を超えて、目の前にいる一人ひとりを知ろうと、また理解しようとする様子が見られました。

大学紹介の様子

バランスゲームの様子

記念撮影

水原大学校での交流会を終え、水原華城に向かいました。水原華城は、朝鮮王朝第22代王である正祖により築き上げられ、現在では世界遺産に登録されています。私たちは、①八達門(南門)②世界遺産の遺跡③東将台(錬武台)④東暗門⑤東北舖樓⑥訪花随柳亭⑦華虹門の順に見学しました。

記念碑の前で記念撮影

東将台(錬武台)

城壁の全長は5kmを超え、多くの建造物が当時の姿で残されています。身体を隠しながら敵を監視して攻撃できるように、銃眼と呼ばれる四角い窓があるのも印象的でした。

城壁

城壁のところどころにある銃眼

華虹門の前で記念撮影

3月9日(木)

3日目は、松島(ソンド)国際都市の中にあるIFEZ広報館と国立仁川大学校訪問を行いました。松島(ソンド)国際都市は、仁川経済自由区域(IFEZ=Incehon Free Economic Zone)を構成する3つの都市のうちの1つです。IFEZ広報館は、Gタワーと呼ばれる超高層ビルの33階に位置し、展望台として晴れているときには松島(ソンド)と西海を見晴らすことができるようになっています。前日の夜の雨により霧がかっていましたが、IFEZに関する紹介映像を観たり、リアルタイムで映し出されているロンドン、ニューヨーク、ドバイなどの都市を覗いてみたり、楽しむことができました。国際都市として成長し続けるIFEZを存分に感じることができる施設でした。

Gタワー

IFEZ広報館でパシャリ

有名都市のライブカメラ映像

IFEZ広報館での見学を終え、国立仁川大学校に向かいました。大学に到着すると、まずは学生によるキャンパスツアーがあり、広大な敷地内の多くの施設を紹介して頂きました。次に、グループに分かれてお昼ご飯を食べに行きました。私のグループの場合は、本学に留学していた学生も合流して一緒にうどんとおにぎりを食べました。仁川大学校には、学食以外にパン屋やハンバーガー屋、ジュース屋など、いくつものお店があり、驚きました。お腹を満たした後は、新しく建てられた図書館を見学しました。オープンラウンジやスタディールームなどの多様な閲覧空間のほか、リラックスして休むことができるようソファが設置してあるなど、学生の需要を満たす工夫が施されているようでした。 次に、交流会です。先生方からの挨拶から始まり、新しいグループでの活動が実施されました。バランスゲームでは、自分自身では考えつかなかったアイデアがある一方で、共感できる意見もありました。メンバーの意見を聞き、自分に置き換えて深く考えを巡らせる、楽しくも有意義な時間を過ごすことができました。

キャンパスツアー

お昼ご飯

交流会の様子

記念撮影

次回は、4日目と5日目(最終日)の様子を報告いたします。


事前学習・出発の日

안녕하세요?
アンニョンハセヨ。韓国研修の広報チームで報告記事の作成を担当しております、4年生の坂本悠です。

3月7日(火)から4泊5日の日程で「国際文化研修a/A(海外)」が始まりました。今回の研修の目的は、1~4年生の12名が①韓国の三都市(ソウル特別市・仁川広域市・水原市)を訪れ、歴史・文化および日本と朝鮮半島の関係・交流史について理解を深めること、②協定校(国立仁川大学校・水原大学校)を訪問し、各キャンパスにおける同年代の大学生たちの日常を体感するとともに、対話を通して、これからの日韓交流のありかたや各人の大学生活・卒業後の進路などについて考える機会を持つことです。

これまで3回にわたり事前学習が行われてきました。内容は以下の通りです。

2月7日(火)

1回目は、研修を共にする全てのメンバーと顔を合わせました。まずは、研修にあたり必要な手続きや提出書類などの説明を受けました。続いて、一人ひとり自己紹介を行いながら研修参加を決めた動機と意気込みを語り合いました。また、立候補と話し合いにより代表、副代表、広報チーム(リーダー、Twitter担当、Website担当、YouTube担当)、企画チーム(リーダー、交流会担当、自由行動担当)を決め、それぞれの準備を始めました。

事前学習の様子

JIUで初めての集合写真

2月14日(火)

2回目は、オンラインで集まりました。はじめに研修の日程や宿泊先について確認をしました。続いて、役割のチームごとに分かれ、話し合いながらそれぞれがどのように役割を果たしていくのかについて、より明確にし、メンバー全員が相互に協力し合うことができる体制を整えました。事前学習の初日は、緊張感もありぎこちなかった雰囲気も話していくうちに少しずつ和らいできたようでした。

オンラインにて和やかな様子

2月21日(火)

3回目は、今回の研修を通して掲げる目標や得たいこと、また研修に臨む姿勢を1枚の紙・画像にまとめて発表しました。一人ひとりのデザインには研修に対する想いが込められ、自分らしさが表現されています。また、4日目にグループで自由行動をする際のルールやミッションについて詳細が共有されました。段々と研修の日程が具体的になり、期待が膨らんできました。全体で集まる事前学習以外にも、それぞれが研修に向けて動いてきました。いよいよ韓国へ出発します。

事前学習の様子

今後の日程は次の通りです。
3月7日(火) 出発 成田空港→仁川空港
3月8日(水) 水原大学校(交流会、キャンパスツアー)、水原華城見学
3月9日(木) IFEZ広報館見学、国立仁川大学校(交流会、キャンパスツアー、学食体験)
3月10日(金) 景福宮、国立民俗博物館、ソウル市内グループ別行動
3月11日(土) 帰国 仁川空港→成田空港
 

ソウル市内のホテルに到着した直後の様子

研修を共にするメンバーと記念撮影

何よりも安全な研修になるように心がけながら、目的を達成できるように、また有意義な時間を過ごすことができるように努めてまいります。