アメリカ人学生との学び合い～日本とアメリカで～

アメリカ人学生との学び合い～日本とアメリカで～

国際文化学科2年生の畠山さんがカリフォルニア大学リバーサイド校（UCR）で留学生活を開始してから２か月ほど経ちました。アメリカでの生活にもかなり慣れ、UCRの学生の友だちもたくさんできて充実した日々を送っています。

畠山さんが留学生活をスムーズに始められたのは、実は留学前にすでに仲良くなっていたUCRのアメリカ人学生たちのサポートがあったからでした。

畠山さんは、1年次に「英語演習ⅠA」「英語演習ⅠB」、2年次に「英語演習Ⅱ」を履修しました。「英語演習ⅠB」と「英語演習Ⅱ」はUCRからオンラインで実施されましたので、授業の中で畠山さんは毎週UCRの学生たちと交流を行っていました。

留学出願前の学び合い（「英語演習ⅠB」）

畠山さんは秋学期に履修した「英語演習ⅠB」で初めてオンラインでアメリカ人学生と交流しましたが、その頃すでにUCR留学のために1月に出願することに決めており、参加していたUCRの学生は3月から9月まで半年間の日本への留学が決まっていたので、授業外でもオンラインミーティングでお互いの国の情報交換などを行っていました。

「英語演習ⅠB」に参加したときの様子

留学決定後の学び合い（「英語演習Ⅱ」）

2年次に「英語演習Ⅱ」を履修したときには、フリートークの時間に日本語をしっかり話せるアメリカ人の学生たちにどうやって日本語を勉強しているか質問し、日本のアニメなど好きなことを通して語学の勉強をしていることを教えてもらった畠山さんは、趣味のゲームの設定をすべて英語に切り替え、渡米前の2カ月間ほどは英語で趣味を楽しむようにしていたそうです。そのおかげで、留学してからアメリカ人の学生たちと話すとき、趣味を伝えるのに必要な語彙をすでに自分のものにしていたので友だちと趣味の話で盛り上がることができているそうです。

「英語演習Ⅱ」に参加したときの様子

留学開始後の再会

また、「英語演習Ⅱ」にUCRからオンラインで参加していたアメリカ人の学生さんが、6月から東金キャンパスでUCRの教員主導で実施された海外教育プログラムに参加していた際、畠山さんはたまたまカフェテリアでこの学生さんと対面で出会い、その後個別にSNSで交流を続け、畠山さんがUCRで初めて授業を受けた日の午後は、このUCRの学生さんがキャンパスを案内してくださいました。

UCRの学生さんにキャンパスを案内してもらった時の様子

アメリカ人の学生と一緒にオンライン授業に参加

渡米してから畠山さんは、UCRのキャンパスでアメリカ人の学生と一緒に「英語演習ⅠB」のオンライン授業とその準備のためのプレミーティングに毎週ゲスト参加しています。時差の関係で、日本の午前中の授業は、カリフォルニアでは放課後の時間帯になりますので、UCRでの授業終了後に参加しています。

昨年履修して内容をよく理解している授業なので、日本語を学習し始めたばかりのアメリカ人学生のグループに入り、通訳の役割なども果たして授業をサポートしてくれています。

「英語演習ⅠB」にアメリカ人の学生とオンラインで参加している様子

放課後も会話力をアップ

日本語を学ぶUCRの学生さんとの間でConversation Partner Programを開始し、さらに会話力を強化できるように毎週頑張っています。

畠山さんの感想

私は英語を勉強するときは、単語帳で単語を覚えたり、机に向かって勉強したりするよりは、実際のコミュニケーションの中で表現を学び覚えていく学習スタイルが合っているので、今実際のコミュニケーションを通して表現の幅を広げることができていることを実感しています。

会話をしている時に、急に自分の中から単語が出てきて使ってみた後、いつ覚えた単語かと振り返ってみると国際文化学科の英語の授業の中で出てきた単語だったときがあり、意識的に覚えようとした単語ではなくても、いつの間にか自分の中に入っていたことに驚くこともあります。また、友だちとの会話の中で知らない単語が出てきたら後から辞書で意味を確認し、次に自分でも使ってみるようにして語彙を増やしています。

渡航前は緊張と不安で押しつぶされかけていましたが、いざ現地に到着して数日過ごしてみると、渡航前の不安が嘘のようになくなりました。特に人間関係で大きな不安があったのですが、留学先の仲間や、先生、現地の学生の方々など周りの人達に恵まれたおかげでその心配もなく過ごせております。ここでの滞在は残りおよそ３か月と長いようで短い期間となっているので、英語の学習はもちろんのこと、国際文化学科の学生として異文化への理解をより深められるように、日々の学びや経験を大切に過ごしていきたいと思います。