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日本語教育インターンシップ (台湾) を実施しました

トピック

2025.12.16

2025年11月5日から11月14日までの10日間、独立行政法人国際交流基金「日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)」により、台湾の台北城市科技大学(TPCU)、金甌女子高校、淡江大学を訪問し、日本語教育実習を行いました。国際文化学科生たちからのレポートをお届けします。


1年生という立場で研修に参加させていただき、実際に教壇に立って授業を行うというとても貴重な経験をすることができました。今回、参加者には1年生が多く、全員で授業を成功させようと準備の段階から力を合わせてきました。その事が功を奏して、実際に台湾の学校で授業をした際、たくさんの学生に授業を楽しんでもらうことができました。また、授業を重ねていくうちに、だんだんと現地の学生との仲が深まり、授業外でも交流することが増えていき、お互いの国のご飯や音楽などを通した文化交流を行えたことも、大変良い経験になりました。今回の研修で得た学びを今後に活かしていきたいです。(国際文化学科 韓国語コース1年 中本 颯)

 

日本語教員養成課程を副専攻していることから、今回の実習に参加しました。10日間という短い期間ではありましたが、学生との交流や、実際に教壇に立って授業を行う経験など、多くの学びを得ることができ、今後自分がどのように社会の役に立てるのか考える良いきっかけになりました。授業前は不安や緊張で手が震えるほどでしたが、学科の垣根を越えてお互いに助け合いながら、とても有意義な研修にすることができたと思います。今回の実習を通して得た経験は自信にもつながり、今後のキャリアに活かせる大きな財産になりました。(国際文化学科 国際文化コース1年 最上 栞暖)

実習初日は淡江大学を訪問し、SDGsについてフリートークを行いました。私の担当テーマは教育で、台湾の学生たちとフリースクールの現状や授業時間の違いについて意見を交わしました。その後は淡江大学の学生とともに淡水を散策し、周辺の美味しい食べ物を教えてもらったり、日本と台湾の関わりについて話したりしました。また、台北城市科技大学での授業では毎回緊張しましたが、授業中は元気に笑顔で取り組むことができたと感じています。今回の実習を通して得た経験を、今後の学びや活動にしっかりと活かしていきたいです。(国際文化学科 国際文化コース1年 杉山 爽)

 
 

実習を通して、教えることの楽しさと難しさをどちらも感じました。国語科の教員を目指している私は、早くから教壇に立つ経験をしたいと思い、参加しました。はじめて教壇に立った時は緊張しましたが、学生たちが一生懸命日本語で答えてくれる姿に勇気をもらいました。日本語を教える中で言葉の使い方、伝え方に工夫が必要だと実感しました。授業内や授業後での学生の成長を間近で感じられたことは、大きなやりがいになりました。教育者として参加した実習ではありますが、私自身が学生から多くのことを学ぶ機会になりました。この経験は、私の教育者としての第一歩であり、教育の原点になると思います。(国際文化学科 国際文化コース1年 仲榮眞 倭)


今回の台湾研修では、臨機応変に授業を進めることの難しさを実感しました。事前準備や練習を重ねたことで、自信を持って授業に臨むことができたけれど、実際には生徒たちのレベルに合わせて内容を調節したり、他の授業と重複しないよう直前で教材を変えるなど、イレギュラーな対応をすることが多く、その度に自分の未熟さを痛感し、多くの課題を見つけることができました。また、生徒たちと互いの文化や言語を学ぶ中でより良い関係を築き、多様性に触れることの楽しさや重要さを改めて感じました。今回の経験は私の人生において非常に有意義なものになったと感じています。今後の大学生活や、就職活動などに活かしていきたいです。(国際文化学科 国際文化コース1年 箕箸 望)