開催報告
2025.12.22

講座の様子

グループワークをする参加者たち
城西国際大学では、12月6日(土)に公開講座「5フォース分析を使用して考える中小企業の経営戦略」を東京紀尾井町キャンパスにて開催しました。本講座では、業界の魅力度や競争状況を把握するための代表的なフレームワーク「5フォース分析」を用い、仮想の焼肉店をケース教材として、「既存企業間の競争」「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「仕入先の交渉力」「顧客の交渉力」の5つの視点から外部環境の整理に取り組みました。
講座は、まず参加者が個別に課題へ取り組んだ後、グループディスカッション、そして各グループによる発表という流れで進みました。発表では、消費者(BtoC)だけでなく企業間取引(BtoB)の視点から仕入先との関係構築を重視する意見、競合店との差別化につながる独自メニューやサービス開発を提案する意見など、多角的な経営戦略が示されました。

グループワーク成果発表
コスト競争に陥らず価値を高めるための差別化戦略、地域特性を踏まえた市場ポジショニング、新規参入に対抗するためのブランド力強化策など、参加者それぞれが多様な視点で分析を行い、非常にレベルの高い議論が展開されました。
意見交換も活発に行われ、実践的な学びの場となりました。参加者からは、「5フォースの理論は知っていたが、実際に使って分析するのは初めてで有意義だった」、「大学の講義の雰囲気をイメージできて良かった」、「グループディスカッションが活発にできて楽しめた」といった感想が寄せられました。
城西国際大学では、今後も地域社会や社会人の学びに貢献する公開講座を継続して実施してまいります。