ルワンダ研修
2024.08.23
午前中はコミュニティーヘルスワーカーの活動を見学しました。コミュニティーヘルスワーカーはボランティアで地域の人々に健康相談やマラリアの検査、健康に関する情報提供を行なっているそうです。今日は6ヶ月から5歳の子どもへの食事提供と、身長、上腕周囲測定を行なっていました。年齢に対して身長が低い、上腕が細いと、Health Centerで栄養失調に対する支援を受けるそうです。提供するご飯には、じゃがいも、人参、トマト、小魚、卵やセロリなど豊富な食材が入っており、子どもたちは美味しそうに食べていました。
ホテルで昼食を摂ってから、NPO ルワンダの教育を考える会の事務所で、元駐日ルワンダ大使・ルワンダ大学元学長であるMuligande教授に、女性の権利と教育についてのレクチャーをしていただきました。ジェノサイド前は、ルワンダの3つの民族が、地域も言語もシェアして共に生活をしていました。ジェノサイドの後、政府をゼロからつくり直し、女性と男性が平等な社会が作られていったそうです。法律でも男女の差別をなくし、政府が行動で女性の権利を尊重するということを示すというのが印象的でした。貴重なお話を聞くことができ、日本の社会についても考え直す良い機会となりました。
K.T