This page does not support translation languages. ×

九十九里地域での実践型観光教育:白子町での取り組み

ゼミ活動

2024.06.18

「観光学部・于航ゼミナール」では、観光コンテンツの魅力発見と付加価値の高い観光商品の開発を目指す取り組みとして、白子町(千葉県長生郡)での実践型観光教育を実施しました。

于航ゼミナールでは、国際大学の学生ならではの視点から「地域の魅力」を発見し、「新しい観光商品の企画・開発」を提案することを目的に、地域密着型の観光教育を展開しています。2022年4月に観光学部が安房キャンパスから千葉東金キャンパスへ移転して以来、実践の舞台は北総地域や九十九里地域へと拡大しています。

2024年5月17日、白子町役場の協力のもと、于航ゼミナールの学生16名が白子神社、白子中里海岸でのフィールド調査および細谷農園での「たまねぎ狩り」体験を実施しました。調査後、観光資源を磨き上げ、商品化を目指す提案書を白子町の関係部署に提出しました。

白子町での実践型観光教育展開

⚫️学生の声
白子神社
白子神社は古くから「白蛇」を守り神として祀る郷社です。私たちは、荘厳な雰囲気に包まれたこの神社で、地元の歴史や神社の由来を学びました。白子町企画財政課の今井様や于先生に参拝のマナーや文化的背景を紹介してもらい、日本の伝統文化への理解が深まりました。特に「水見紙」を使ったおみくじは、水に浸すと文字が浮かび上がるもので、初めての体験に感動しました。

「水見紙」おみくじ体験

白子中里海岸
白子町は海沿いの立地でありながら、海が見えにくい点が残念でしたが、駐車場から数分歩くと広がる長いビーチと太平洋の雄大な景色に心を奪われました。当日は快晴で、海風が心地よく、砂浜で見つけた貝殻に自然の美しさを再認識しました。

白子中里海岸にて

細谷農園でのたまねぎ狩り体験
タマネギ畑に降り立った瞬間、砂地の柔らかさを感じました。農園の担当者から収穫方法を教わり、小さなハサミと手袋を装着して収穫を開始。大きくて白いタマネギを収穫し、持ち帰ったタマネギを様々な料理に使い、その「万能性」に驚かされました。

たまねぎ狩り収穫の喜び

たまねぎ狩り体験の様子

⚫️指導教員コメント
活動に先立ち、タマネギの名前の由来や原産地、世界及び日本国内の生産量ランキング、健康効果について事前指導を行いました。タマネギの英語名「onion」はラテン語の「unio」に由来し、「真珠」を意味します。白子のタマネギは「大地の真珠」として大切にされ、初収穫の学生たちもその価値を実感しました。今後は、タマネギメニューの国際的な開発や白子町の温泉利用、テニス民宿とのコラボによる観光商品の開発が期待されています。