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9/22 「おいでよよもぎ」イベントを終えて vol.1~川歩きについて~

ゼミ活動

2024.10.10

9月22日、鴨川市四方木(よもぎ)地区で、地区の活性化を目指したイベント「おいでよよもぎ」を地区の方々との協働で開催することができました。参加者の皆様をはじめ、多くの方々のご協力のもと開催できたことをゼミ生一同感謝しております。

イベントを終えた学生たちの想いを2回にわたってご紹介します。まずは「川班」の感想です。

甚平穴をボートで潜るアクティビティ、穴の向こう側は???

観光学部3年 内山 綾菜 さん
約5ヶ月間企画してきたイベント「おいでよよもぎ」を終えて、無事に終わったことにホッとした気持ちと、もう少しできたのではないかという悔しい気持ちが入り交じりました。

私は川班で、川歩きの時間はタイムキーパーをつとめ、時間を気にしながら行動しました。竹ランタンとピザの時間には全体の様子を見て状況を把握しそれを調理班に伝えたり、臨機応変に行動することを心がけました。

イベントは、企画していた予定時刻を守ることができ、ほぼ時間どおりに終了させることができました。定期的に企画書を確認し、イベントが円滑に進むようサポートしました。積極的に動けたため、達成感はとてもありました。

なぜもう少しできたのではないかと思ったかというと、参加者とたくさん交流できたか?と聞かれたらできたと答えられないと思うからです。裏方に回ってしまったため、竹ランタンの時などは直接手順を教えたりと、交流する機会があまりありませんでした。イベントを企画する段階で交流をメインに考えていたからこそ悔しさが残ります。ただ、なによりも参加者が笑顔で帰っていく姿を見てこのイベントを企画してよかったと心から思いました。

この5ヶ月間、たくさん四方木を訪問し、マップの作成、ゼミTシャツをデザインしたり、それ以外にも苦戦することは山のようにありました。副ゼミ長としてきちんと仕事はできているのか不安になることが多かったですが、ここまでゼミ長率いるメンバー全員と無事に活動できて本当に楽しかったです。今まで考えてきたイベントがもう終わってしまったということに少し寂しさも感じます。イベントを成功できたのは、四方木の現地の方々のお力添えのおかげだと心から思います。

今回のイベントを通して、イベントにはたくさんの役割があり、全員が表で動いている訳では無いということを改めて感じました。参加者と交流する機会は少なかったですが、イベントをきちんと進めていくために動けたことは自分でも驚きで、成長したと感じました。参加者の方は四方木についての質問をしてくださり、興味を持って頂けていると嬉しい気持ちになりました。

ただ、関係人口を増やすことは難しいことだと身をもって感じました。地元の方だけでなく、私たちがもっと四方木を知り尽くして四方木をもっともっと大好きになって、それを訪れた方・SNSを見た方に訪れてみたい!と感じていただけるように頑張りたいと思いました。

イベントは無事に終了しましたが、これからも地域活性化を目指し努力していきたいと思います。

甚平穴へ、ワクワクします!

観光学部3年 喜屋武 杏琳 さん
私たちがこれまで準備してきた「おいでよ、よもぎ」イベントを開催しました。私はこのイベントを通して、イベントの企画・運営の大変さや、地域との連携の難しさを学びました。

イベントの企画・運営で特に大変だった点は、あらゆる場合を想定し、安全にイベントを行なえるように準備することです。メインとなる川歩きは、天候や自然の変化に左右されやすいアクティビティです。当日川がどのような状態であっても、参加者に安全で楽しいイベントを提供できるように話し合いを重ねたことは、とても良い経験になりました。

地域との連携が難しいと感じたのは、イベントを共に作っていく中で、情報の共有が不十分だったり、自分たちの考えがうまく伝わらなかったりしたからです。直接お話できる機会が少ない状況で、どのように連携を図っていくかが地域でのイベントづくりにおいて重要だと思いました。

イベントは大成功に終わりました。皆で協力し準備を行なったことで、天候の変化に臨機応変に対応したり、状況をこまめに共有したりすることができました。その結果、タイムスケージュール通り、かつ安全にイベントの運営を行なうことができたと思います。

イベントの中で私が最も印象に残っているのは、やはり担当した「川歩き」です。参加者同士やスタッフの分け隔てなく、皆で生き物を探している様子や、参加者が捕まえた生き物や見た植物でわからないものを四方木地区の方々に聞いている様子を見て、これはまさに私達のイベントのテーマである「交流」が生まれているのだと感じました。その光景を見ることができたのは、今までの活動の成果だと思いました。

このイベントを通して学んだこと、経験したことはとても価値があるものだったと思います。これをこれからのゼミ活動・研究、四方木地区の活性化にもつなげていきたいと思います。

川にはたくさんの生き物が棲んでいます

観光学部3年 假屋 亮介 さん
私は、今回のイベントで改めて自然の良さや、アウトドアの楽しさを感じました。特にそれを感じたタイミングは川歩きをしている時で、お子さんや親御さんが一緒に川に住む生物を見つけたり、ボートに乗って甚平穴の向こうに行くのを楽しんだりしている様子を見て、このイベントに携われてよかったと思いました。

また、自分自身様々な年代の人との交流の楽しさや、それをすることで他ではなかなか出会えない新しい価値観にも出会えたので運営側としてこのイベントを経験できてとても良かったと思います。

参加者の方々が積極的に会話してくださったお陰で自分自身とても楽しむことができるイベントになりました!ありがとうございました!

竹ランタンづくり

観光学部3年 田尻 哲也 さん
9月22日(日)に、ついに四方木地区で「おいでよよもぎ~大自然で川歩き&ピザ作り~」を開催することができました。このイベントに向けて4月から何度も四方木地区を訪れ、どのようにしたら四方木の魅力を伝えることができるのかを考え、準備を重ねてきました。

私は川歩きの担当としてイベント参加者に帯同し、釣りやボートのサポートをしました。小さい子から大人まで川歩きや釣り、生物観察をして楽しんでいる姿を見て、四方木の特長である自然に触れ、その良さを感じていただけたと思います。

竹ランタン作りでは、参加者のサポートをすることでたくさん交流することができました。完成したランタンが一斉にライトアップされた時はとても綺麗でした。帰りの際の参加者の満足した表情からも、今回のイベントは大成功だったのではないかと感じました。

今後はイベントで行ったことを発表する機会があります。回収したアンケートや私達が四方木の方や訪れた方と交流してみて感じたことをうまくまとめられるようにしていきたいです。

川遊びは楽しい!

観光学部3年 佐谷 凛太朗 さん
私たちは、9月22日に四方木地区で「おいでよよもぎ」イベントを開催しました。イベントには最終的に4組13名のお客様が参加し、川歩きやピザ作りを体験していただきました。 

私は川班として川歩きと竹ランタン作りを担当しました。川歩きは計画を立てていく中で、最初に決まったコースの一部が土砂崩れにより完全に塞がれてしまい通ることができなくなっていました。時間や安全性の問題からコースを変えており、塞がれた所はコースに入っていなかったので問題なく進めることができました。当日の天気は快晴とは行きませんでしたが雨が降ることはなく無事川歩きを実践することができました。

計画の中でポイントになる所を考えていましたが、実際に参加者の方と歩いていくと、私たちが想定していた以外の所に興味を持ったり、反対に想定していたポイントがそこまで盛り上がらないこともありました。

その後ボートや釣りを体験してもらいました。全員に魚を釣ってもらいたかったのですが、ここも自然が相手なので釣れる人と釣れない人がでてしまいました。計画の段階では一人2本の釣竿を用意し、合計4本で釣りを体験していただく予定でした。しかし、小学生が使う場合と大人が使う場合で状況が変わりました。大人が使う場合は針が付いていることさえ伝えておくと注意しながらご自分で楽しんでもらえたのですが、子供は少しやって釣れないと別の場所までいってしまうことがあり、一人の子供を見るのが精一杯で大人の方のサポートができない状況となってしまいました。

川歩きの反省点として、自然が舞台のため地形が変わり、変更を余儀なくされる場合についての考えが足りていなかったと思いました。今回は偶然コースを変えていたので問題ありませんでしたが、最初の計画通りのコースで行こうとしていたら、前日川を見た後からコース計画を練り直さなければいけませんでした。また甚平穴も水量が減っていたり、川底が高くなっておりボートが使えない場合など、他の可能性についても考える必要があったと思いました。

川歩きの後は竹ランタンを実際に作ってもらいました。竹ランタンのデザインを担当したのですが、作っていく中でデザインの複雑さばかりを考えていましたが、実際には穴の数や間隔を考える必要があったと思いました。前もって私達も竹ランタンを作り、そこから計画を立てました。私達の中で竹ランタンの問題になりそうな点は、竹をどうやって固定して、どうすれば参加者の方々に安全にドリルを使ってもらえるのかということでした。そこは竹ランタン用の台を作り、一人ずつ参加者をサポートすることで安全を確保しました。しかし、実際は子供が作る時にはドリルを片手で扱うことができなかったり、ドリル自体が重くて穴をあけるのが大変であるなど、想定すらしていなかったことが起こりました。

今回のイベントで得た学びは、計画を立てるのはどんなに些細な違いでも細かく立てておくことが想定外のことが起きた時に素早く対処する秘訣だと思いました。自分達で実際に体験し、そこから問題点を考えていきましたが、参加者の年齢から見た問題点を考えなかったため、想定していない問題が起きたので色々な目線から問題点を探すことが重要だと思いました。

反省点や改善点は色々あったと思いますが、私自身も楽しむことができ。参加者も楽しんでもらえていたので、イベントとしては成功したと思います。今回のイベントで学んだことをこれから先、活かしていきたいと思いました。

安全に川遊びをするために

観光学部3年 石井 翔陽 さん
私は「おいでよよもぎ」イベントで、川班として、川歩きと竹ランタン作りを担当しました。イベントの前日から四方木に前乗りして準備をしていたのですが、すでに雨が降っており、当日も雨予報だったので、川歩きが実施できるのか不安でした。しかし、本番当日では雨は降らず、最後まで全てのイベントを実施する事ができたので良かったです。

川歩きでは、生き物観察や釣り、甚兵穴でのボート体験などのアクティビティを大人も子供も楽しんで頂けました。なかでも、参加者の多くが中心市街地に住んでいる方だったので、四方木の自然の中にある透き通った綺麗な水に驚かれていたのが印象的です。

竹ランタン作りでは、普段使う事が少ないドリルを使って穴を開けるので、最初は慣れない場面もありましたが、親子やゼミ生との協力で綺麗な竹ランタンを作る事ができました。さらに各々が独自の工夫を施して、世界に一つだけのオリジナル竹ランタンになりました。

9月22日本番までの限られた時間で、イベントの告知や川と竹ランタンの下調べなど、様々な準備が必要で大変な時期もありました。また、普段何気なく参加してるイベントが、自らが主催者側の立場となると、安全面や時間調整など考え出すと終わりがないくらいやるべき事があり、驚きました。しかし、本番では参加者の方に楽しんでいただき、「また四方木に来たい」と言っていただけたので、やってよかったなと実感しています。また、今回のイベントでは参加者の方はもちろん、告知イベントで関わった方々とも四方木地区のことやイベントについて積極的に意見を交わし、多少なりとも交流人口を増やすことができました。

イベントでの交流を通して感じた事は、参加者がイベントで求めているのは、非日常の体験だということです。四方木には当たり前にある綺麗な川や竹なども、立派な観光資源に生まれ変わることを改めて感じました。四方木地区の活性化のためには、この事に重点をおき、地域の特性や観光資源を新たに考え、この先には関係人口を増やす事に繋げていきたいと思います。

 
 
 

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