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国際交流研修体験記(2022年度・インドネシア) 海外プログラム

国際交流研修を通して、英語によるコミュニケーション能力を鍛え、異文化を理解し、開発課題について考えグローバルに活躍できる人材育成を目指しています。

2023年2月12日より25日までの14日間、国際交流研修(インドネシア)を実施しました。参加学生は、国際交流学科の11名で、インドネシアの第2の都市であるスラバヤ市にあるペトラ・クリスチャン大学(以下、PCU)にて実施しています。PCUでは、英語やコミュニケーション能力を鍛えるとともに、インドネシアの社会、文化の多様性を学び、国際ボランティアを体験します。以下、参加している学生たちの声をお届けします。

 

2月12日(日)

成田空港を出発して、無事にマレーシアのクアラルンプール国際空港に到着しました。気温が30℃もあり、蒸し暑いです。夕食の時間に、空港内のレストランでマレーシア料理を初めて食べました。日本では食べられないメニューばかりで、とてもスパイシーでした。研修の初日から、日本食とは異なる食文化を体験することができました。ホテルで一泊した次の日、インドネシアのスラバヤに向けて出発しました。

 
 

2月13日(月)

翌日クアラルンプールを出発して、研修地であるインドネシアのスラバヤに到着しました!初めて見るスラバヤの町の風景はとても新鮮にみえ、みんなが写真を撮ることに夢中になっていました。

夕食時は、PCUからウエルカム・ディナーに招待されました。英語学科の先生方と、初めてのインドネシア料理を味わいました。日本では食べたことのない色や味のデザートもいただきました。研修中は、食文化の違いだけでなく、その他にもたくさんの発見ができるだろうと、今からワクワクしています。私にとってはこの研修が初めての海外旅行のため戸惑いや不安も感じていましたが、これからの授業や体験がとても楽しみになりました。(2022年度入学生・白井さん)

 
ジュアンダ国際空港でPCUと旅行会社の方々から出迎えていただきました
 
PCUの英語学科の先生方がディナーに招待してくださいました
 
ディナーで初めてのインドネシア料理を楽しみました
 

2月14日(火)

午前は、PCUで初めての授業を受けました。授業の内容は、パブリック・スピーキングでした。PCUの学生の英語力が非常に高くて、圧倒されました。午後はPCUのキャンパスツアーに参加しました。大学には様々な設備があり、充実した環境の中で学習していることがわかりました。

 
 

夕方、インドネシアのお土産を売っているお店に行きました。インドネシアの伝統的な洋服やお菓子など様々な物があり、楽しむことができました。インドネシアの染物バティックのシャツをみなで購入しました。

 

2月15日(水)

研修4日目となり、段々と英語で会話することに慣れてきたように感じます。午前は、パブリック・スピーキングの授業に参加し、英語でのプレゼンテーションを聞きました。流暢な英語はもちろん、PCUの学生のみなさんがとても積極的に授業に参加する姿を見て、刺激を受けました。

 
私たちも、自己紹介とJIUの紹介を英語で行いました
 

午後はインドネシア語の授業を受けました。インドネシア語は全く分からないはずの私たちにとっても、ユーモラスな先生の授業は本当に楽しかったです。Saya suka Indonesia❤️

授業後は、PCUの方々がティーパーティを開いてくださいました。買ったばかりのバティックのシャツを着て、みなで参加しました。PCUの学長や副学長、学部長をはじめ、多くのPCUの教職員の方々にお会いすることができました。連絡先を交換したり、インドネシアのお菓子をいただいたりしながら、交流を楽しみました。バレンタインデーだったので、記念品としてマルチケースとチョコレートをいただきました。PCUの皆さんのあたたかい歓迎に心から感謝しています。

 
引率教員の川野 有佳 先生と国際交流学科の学生たち
 

ペトラ・クリスチャン大学国際課(International Office, PCU)の公式インスタグラムに、ペトラ・クリスチャン大学の先生方が、のために開催してくださったティーパーティのビデオ記念写真がアップロードされています。是非ご覧ください!(2022年度入学生・茂木さん)

 

2月16日(木)

午前の授業では、私たちのインドネシア語でのニックネームを教えてもらいました。面白い授業で、他にもたくさんのインドネシア語を覚えました。

インドネシア語のニックネームが日本語と同じで、驚きました
 

午後の授業では、インドネシア料理を自分たちで作る体験をしました。手伝ってくれたのは、PCUのホテルマネジメント学部の先生と学生のみなさんです。私のグループは、Nasi Maduraという海産物と糸状のココナッツを炒めたものを作りました。材料に砂糖を使っていたので、少し甘かったですが、ご飯にかけるととてもおいしかったです。(2022年度入学生・片山さん)

PCUの先生や学生たちと一緒に、インドネシア料理をつくりました
 

2月17日(金)

午前の授業では、PCUの学生団体が取り組んでいるボランティア活動について話を聞き、それについてディスカッションを行いました。PCUがグリーンキャンパスを大学の目標に掲げ、ペットボトルの削減にも積極的に取り組んでいることを学びました。私たちがJIUで学んでいるSDGsプロジェクトについても、授業で発表しました。

PCUとJIUの学生ボランティア活動についてディスカッションしました
 
毎日の会話を通して、インドネシア語の語いもだんだん増えてきました
 

午後の授業では、学内で見つけたものについてインドネシア語で発表し合い、数字の読み方についてゲームをしながら学びました。帰宅後もPCUの大学生からインドネシア語を教えてもらいながら、授業の課題をこなしています。(2020年度入学生・瀬川さん)

 
食事をしている間もインドネシア語で楽しくおしゃべりをしています
 

2月18日(土)

いつもより早起きしてスラバヤツアーに出かけました。最初に訪問したのは、中国の民族宗教の信仰者のために建造されたサンガル・アグン寺院です。龍のオブジェが対を成しており、とても格好良かったです。

寺院にいるフクロウを肩に乗せたり、それと睨み合ったりしながら一緒に写真を撮っている人がたくさんいて、大盛り上がりでした。

次に、鄭和大モスク(Masjid Muhammad Chenghoo)を訪れました。中国系インドネシア人か建てたモスクですが、中華風のデザインをしていました。アラビア語でコーランが流れていました。

 

さらに、スラバヤで最も古いローマカトリック教会であるケパンジェン教会を訪問しました。ちょうど結婚式の最中で、日本とは少し変わった結婚式の風景にみんなも見惚れていました。

ケパンジェン教会は聖母誕生教会としても知られているだけに、裏庭には聖母マリア像がありました。

次に、スラバヤの郵便局を訪れました。ここで絵葉書を書く予定にしていたのですが、残念ながら閉まっていました。

最後に、North Quayという船着場を訪問し、広がる海の上を多くの船や荷物が行き来するのを見ながら、夕飯を食べました。約半日にわたったスラバヤツアーで新しいものを見聞きして、インドネシアへの関心を深めました。(2020年度入学生・井上さん)

 

2月19日(日)

今日は、スラバヤ市にあるGarda Panganというフードバンクを訪問しました。企業などから寄付された食材を調理して、支援を必要としている人々に届けるというボランティア活動に取り組みました。

 
Garda Panganのユニフォームをいただいて、食材を調理しました
 

配食時には、性別を問わず子どもから大人まで、幅広い年齢層の人々が並び、用意していた食事やパン、ミルクなどを受け取っていました。言語は通じなくても、食を通して、また子どもたちと遊んだりすることで交流できました。

 
配食しながら、コミュニティの人々とコミュニケーションをとりました
 
Garda Panganの配食トラックの前で記念写真をとりました

これらの貴重な経験を日本でも伝えていくことや、これからのボランティア活動にも役立てていこうと思います。帰りにはモールに立ち寄り、PCUの学生たちと一緒にインドネシアでも人気の日本食を楽しみました。(2020年度入学生・馬場さん)

 

2月20日(月)

午前中は、英語の授業を受けました。先生は最初の授業と同じで、これが2回目でした。先生は、プレゼンテーションの基本として、楽な姿勢で自然な会話をするように話すことが大切だと教えてくれ、学生一人ひとりと日常会話をして私たちの緊張をほぐしてくれました。おかげで、英語は文法が多少間違っていても恥ずかしくないということを改めて理解でき、自信を得て、ゆっくりと英会話を楽しめました。

授業の休憩時間には、インドネシアのお菓子やスナックが振る舞われます
 

昼食後、PCUの学生たちと英会話をしたり、課題のインタビューをしたり、一緒にK-Popを踊ったりしながら、交流を楽しみました。JIUの国際交流学科の学生は活発で社交的ですが、PCUの学生たちも好奇心が強く社交性があると思いました。おかげで私たちは、言語や文化の違いを越えて、たくさんコミュニケーションをとりながら、インドネシアの文化と生活について学ぶことができました。

 
PCUの学生たちと一緒に、K-Popにに合わせてダンスしました
 
PCUの学生たちも国際交流学科の学生たちもノリがいいです
 

午後は、インドネシアの華僑について学びました。建築、人物、衣服、歴史をはじめ、日本を出る前に思っていたよりも多くの中国文化が、インドネシアに入っていることが分かりました。長い歴史のなかで色んな変化があり、その過程を知ることはとても大切だと感じました。授業が終わり、雨季のインドネシアらしく、激しい雨が降りました。この研修も残りわずかとなりましたが、これからも楽しんでいきたいです。(留学生・李 廷薫〔イ ジョンフン〕さん)

 
華僑の歴史と文化、建築様式について教えてくれた先生です
 

2月21日(火)

今日は、2つのプレゼンテーションを行いました。1つ目は、インドネシア人の方々に10の質問をして、その回答結果を発表するという課題についてでした。私たちは、事前にPCUの学生やその他仲良くなった人たちに、日本に対してどのような印象を持っているかなどの質問をしました。

インタビューから、挨拶など日本には礼儀正しい印象があることや、日本のレストランや映画・漫画などたくさんのものが知られていることがわかりました。

オンライン授業で培ったICTスキルをつかってプレゼンテーションをしました
 
「私は~が嫌いです」という文をつかったチームビルディングをしました
 
チームビルディングの集計をおこないました
 

2つ目は、各自が調べたいテーマについて調査し、その結果をまとめて発表するというものでした。私たちは、インドネシアの文化、医療格差や、環境問題とパーム油のかかわりなどについて、PCUの学生や地元の人々にインタビューを行ったり、調べたりしたことをまとめて、英語で発表しました。

2つ目のプレゼンテーションについて、PCUの先生からコメントをいただきました
 

夜は、牛の鼻や舌、皮などの部位を使ったインドネシアの有名な料理を、みなで頂きました。インドネシアの学生のみなさんと毎日たくさん英語やインドネシア語を使って交流できて、日々充実した時間を過ごしています。(2020年度入学生・佐々木さん)

 
インドネシア料理を食べながら、たくさんおしゃべりしました
 

2月22日(水)

この研修も残り2日となり、朝起きたとき少し寂しい気持ちになりました。午前中は休みで、午後からバティック作りのワークショップに参加しました。PCUの英語学科の学生たちも、私たちと一緒に参加してくれたので、賑やかなワークショップとなりました。一人ひとりが異なるデザインの木版を作り、それ以外にも2枚のバティックTシャツをデザインして作成しました。それぞれの個性が表現されており、とても素晴らしいバティックが完成しました。インドネシアの伝統的なろうけつ染めについて学べたことは、とても貴重な体験となりました。

 
バティックをつくるための木版をデザインしました
 
PCUの英語学科の学生たちもかけつけてくれました
 
個性豊かなバティックが完成し、早速着てみました
 

今日もとても内容の濃い、素敵な一日を過ごすことができました。明日は研修の最終日です。思う存分インドネシアの滞在を楽しみ、笑顔の絶えない一日にしたいです。(2020年度入学生・飯島さん)

 

2月23日(木)

今日は授業最終日です。いつも以上に気合いが入ると同時に、今日で終わってしまうのかという寂しさが募る気持ちでいっぱいです。

午前中は、環境問題について授業を受けた後、PCUの学生さんたちとディスカッションして、とても充実した時間を過ごせました。環境学部では、東ジャワの各地で環境調査や地域貢献活動を行っているそうです。

 
 

午後の授業では、インドネシアで印象に残ったことを、インドネシア語で発表するという授業がありました。一人ひとりがインドネシア語の授業で習った単語を取り入れながら、個性ある発表ができていたと思います。またカードを使いながら、インドネシア語で買い物ができるくらい、インドネシア語も上達しました。

インドネシア語の先生によるアクティブな授業は、毎回楽しかったです
 
インドネシア語の先生から、インドネシアの柄のエコバックをプレゼントしていただきました
 

授業後、PCUの学生たちがたくさんのプレゼントを贈ってくれました。本来は私たちが大きな感謝を伝えるべきなのにと思いながら、PCUの学生たちのおもてなしと思いやりの気持ちに胸が熱くなりました。

研修中一緒に過ごしたPCUの学友と、頂いたプレゼントを添えて、記念写真を撮りました
 

夜は英語学科の先生がたや学生さんたちが、私たちのために送別会を開いてくれました。

PCUのみんなと一緒に食べるインドネシア料理は最高でした
 
盛り上がりすぎて、洗面所でもみんなで写真撮影してしまいました
 

PCUの先生や学生のみなさんに、感謝を込めて日本の歌を送りました。涙を見せる学生、大いに喜ぶ現地学生のみんな。ここインドネシアに来なければ、感じとれなかった気持ちを味わえました。

 
PCUのみんなと過ごした時間を思いながら、感謝の歌を贈りました
 

PCUのみんなに出会えたこと、ここインドネシアで過ごした時間は、私たちにとって人生の宝物になりました。ありがとう。あなたたちを忘れません。またいつか会いましょう!

 
 

2月24日(金)-25日(土)

朝ロビーに集合したのは6:50と早い時間でしたが、全員が寝坊をすることなく集合して出発することができました。最終日ということで、朝早いのにもかかわらず、いつも案内などをしてくれたインドネシアの学生も見送りに来てくれました。感極まってバスに乗った後に涙を見せていた学生もいました。空港に向かう途中、インドネシアから家族に向けて葉書を書いて送りました。

国際交流研修のおかげで、参加学生全員がかけがえのない経験ができたことは間違いないありません。この経験をこれからの人生の糧にしていきたいです。(2020年度入学生・馬場さん)