国際教育センター
2024.05.10
倉林眞砂斗学長が、2024年4月24日(水)~5月1日(水)の日程で、中国北京・大連・瀋陽地域の海外協定校等を中心に、学長就任の挨拶と今後の交流の発展を目的に訪問しました。 瀋陽・東北大学では、東北大学と本学共催による国際シンポジウム、「「人工知能+」時代における産学融合と東亜経済文化協同発展シンポジウム」において、倉林学長が「比較文化の妙味」と題する基調講演で、AI時代だからこその文明・文化的な礎の有意性について語りました。
4月25日午前、倉林学長は同行の宮偉学長補佐とともに北京大学継続教育学院を訪問し、日本語教育を担当する李理事長らと会談し、共同教育に関する提携について意見交換しました。
25日の午後には、本学の協定校である北京聯合大学を訪問し、雷興山学長、常紅梅副学長らと会談し、共同教育や教職員の教学、研究面での協力関係を促進させる方針で一致しました。その後、倉林学長は在中国大使館を訪問し、公使、参事官、一等秘書官らと日中教育交流について意見交換しました。
北京聯合大学の雷興山学長(右から4番目)とともに記念撮影
4月26日午前、倉林学長は長年交流のある北京月壇中学を訪問し、張文生校長の案内で校史館を見学後、高大接続共同教育に関する協定書更新のための調印式を執り行いました。また、今年9月に本学入学を希望する学生とも面会し、大学概要や教育プログラム、就職支援などについて紹介しました。
北京月壇中学の張文生校長(右から3番目)と記念撮影
26日の午後、倉林学長は、北京第二外国語学院(大学)を訪問し、常宇党委書記、鄭承軍副学長らと会談、常宇党委書記と学術交流協定書に署名し、両大学の交流をスタートさせることを宣言しました。その後、日本語学院で、楊玲学院長らと、共同教育実施に向けた細目について協議しました。
常宇党委書記(右)との調印式
4月28日、倉林学長は本学協定校・中国東北大学主催「「人工知能+」時代における産学融合と東亜経済文化協同発展シンポジウム」で、「比較文化の妙味」と題する基調講演を行いました。このシンポジウムは中国国内でも注目度が高く、人民日報をはじめ多くの報道機関でニュースとして取り上げられました。その後、馮夏庭学長、王興偉副学長とそれぞれ会談し、引き続き協力関係を強化していくことで一致しました。
馮夏庭学長(右)と会談
国際シンポジウムで講演する倉林学長
28日の午後、倉林学長は、瀋陽工業大学を訪問し、賈玉明党委書記らと会談した後、日本語学部学生100人余りを対象に城西国際大学の留学説明会を行いました。
賈玉明党委書記(左から2番目)らと記念撮影
留学説明会
4月29日、倉林学長は大連東軟信息学院(大学)を訪問し、当該大学が運営する最先端の高齢者施設を見学した後、前学長で東軟教育グループ社長の温濤先生と会談しました。その後、郭権学長と、健康科学系学生の交流をはじめ両大学の全面的交流について意見交換しました。また、倉林学長に、当該大学の「客員教授」称号が授与されました。
郭権学長から授与
完成したばかりの介護施設の視察
4月30日、倉林学長は大連理工大学を訪問し、賈振元学長、羅鐘鉉副学長とそれぞれ会談し、今後のさらなる友好関係の促進について意見交換しました。午後は、在瀋陽総領事館大連事務所を訪問し、代表らと、本学の中国展開や大連における日本語教育について意見交換しました。
賈振元学長との会談
5月1日、倉林学長は空港へ向かう前に、大連楓葉職業技術学院の楊理事長、楊学長らと面会、相互の大学紹介とあわせて、特に健康科学系人材の共同育成について意見交換しました。今回の訪中に合わせて、倉林学長は瀋陽と大連のそれぞれで、本学「日中連携大学院(博士課程)」の修了者と面会し、各自の近況報告を踏まえて、皆さんに激励の言葉を贈りました。
大連楓葉職業技術学院の楊理事長、楊学長と意見交換
日中連携大学院の修了生たちと懇談
今回の中国北京・大連・瀋陽地域の訪問は、新規協定締結を含め、訪問先の中国教育機関との協力関係のさらなる強化、国際的な学術交流の促進など、本格的な交流再開にあたって大きな推進力となりました。