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2023年度 ライフステージIPE B(授業風景)

キャンパスライフ

2023.07.21

2023年度より講義の科目名が「ライフステージIPE B」に変わりました。

この講義は、本学の特徴である専門職連携教育プログラム「ライフステージIPE」のStep2に該当します。地域で活躍している医療・保健・福祉専門職の方の事業活動や支援の実際を拝聴し、各職種への理解と自職種の理解を深めます。

この講義の到達目標及びテーマは以下の3つです。
・より安全で質の高い医療を提供できるように、専門職連携の重要性を学び、人々の健康支援をチームで実践するための基礎的能力を養う。
・チームケアにかかわる様々な専門職による講演を通して、各専門職の専門性や他職種から何を求められているかを知る。
・他職種と自分が目指す職種との違いを知り、どのようにチームとして機能できるかを考え理解する。

6~7月の2ヵ月間で看護学科、福祉総合学科、医療薬学科、(一部講義に理学療法学科)の学生が各専門職の講演を拝聴しました。各学科混合のグループで学びを共有し合いました。ここから、各講演会の様子と学生の学びを紹介いたします。


 

6/16(金) 介護福祉士 片岡信明氏(ゆりの木苑)

 

~学び~
・私が社会福祉士として活動する時は、自分が利用者の支援をするためにはどのような対応をすべきかを考えることが大切であると感じ、そのためには福祉の知識や介護福祉士の姿勢にもあった「思いやりを持つ」ということが大切であると考えた。

 

6/23(金) 薬剤師 笹原將生氏(ササハラ薬局)

 

~学び~
・在宅医療において患者さんの特徴を見極めて、その患者さんに合ったケアやお話の方法をし、ケアマネージャーさんや看護師さん、ヘルパーさん等と相談してその人らしいケアや人生を送れるようにしていた。多職種でコミュニケーションを図り、良い関係を築くことの大事さを実際の経験から聴かせていただき非常に説得性がありました。

 

6/30(金)社会福祉士・精神保健福祉士 赤堀久里子氏(NPO法人リンク)

 

~学び~
・ソーシャルワーカーが高齢者を対象とするだけでなく、児童も対象とし、幅の広さに魅力を感じました。
・相談の入り口は様々であり、線引きすることはできないが、一緒に考えることができる。 
・本人の思いと家族の思いにはお互いの言い分の相違があることもあるので、双方の面談をすることも大切であることを学びました。


 

7/7(金)理学療法士 杉山楓氏(こぱんはうすさくら新松戸教室)・鈴木雄大氏(千葉西総合病院)

 

~学び~
・児童の発達支援では、児童に対する支援は勿論だが、親御さんやご家庭への支援も行っていることを学んだ。
・保育士や教員、児童相談員などの他職種と連携を取っており、専門用語を使わずにわかりやすい言葉を用いることが大切であると学んだ。
・身体機能を運動・動作からみていく専門家で、基本動作能力(座る・立つ・歩く等)の回復、及び障害の悪化の予防をしており、運動療法や物理療法を用いることで自立した生活が送れるように支援しているのがわかった。

 
 

7/14(金)看護師 小柴千鶴氏(さんむ医療センター)

 

~学び~
・退院調整看護師は、どんな生活を送りたいか、どう考えているかを教えるのではなく、教えてもらうことが大切だと感じた。
・限られた時間でどのような課題があり、どう動いたらよいかを考えて退院後に患者さんが普通の生活にスムーズに移行できるように支援していた。

 
 

7/21(金)介護支援専門員 今西航地氏(株式会社コイノニア)

 

~学び~
・一番大切な役割は、高齢に伴い出現した障害を医療や介護、その他様々な社会資源を活用してその人が主体となった生活を送るための作戦を立てることをケアマネージャーは考えていることを学んだ。
・病院は命が優先される場であり、施設や居宅は生活の場である。利用者がやりたいこと、望んでいることを優先することが大切だと感じた。