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韓国研修 17日目

韓国研修

2024.08.14

韓国研修17日目

 本日は、Samsung Hospital(昌原市)へ見学に行きました。

 初めに、ハルモニウムという職員専用のラウンジで全体説明を受けたあと、ER(救急室)⇒DR(分娩室)⇒NICU(新生児集中治療室)⇒MICU(内科集中治療室)⇒一般病棟⇒CSR(中央滅菌室)の順で各病棟を案内して頂きました。どれも学生のうちで見る機会は少なく、とても貴重な体験でした。

 中でも印象深かったDR、NICU、MICUについて詳しく書いていきたいと思います。

 DRとは分娩室のことです。
 見学した韓国の病院では、通常の分娩室の他に、家族分娩室というのが設置されていて、分娩するお部屋の隣に父親の待機室があり、近くで状況を見ながら立ち会うことができ、とても素晴らしい設備だと思いました。

 NICUでは、呼吸が困難な新生児に対して機械で呼吸をサポートしていたり、黄疸のある新生児に対して光線治療を行ったりしていました。また、重症度によって、使用するインキュベーター(適切な温度・湿度・酸素濃度などを提供する保育器のこと。=クベース)が3つほど分けられていました。

 MICUは内科専門の集中治療室です。日本では見たことも聞いたこともなかったため、いちばん新鮮でした。ベッドの数は40床です。
コロナなど感染リスクの高い患者はMICUの中に設置されている陰圧室で管理されていました。その他の病床は青いテープで貼られたラインで区切られ、汚染予防のため、区切られた中に出入りする際は靴裏を消毒していました。元はここまで設備されていなかったそうですが、コロナをきっかけにこういった設備が作られたそうです。

 最後にI-gelという気道確保に用いられる器具の挿入を体験させて頂きました。映像で見た際、医師の先生が勢いよく入れていたのに驚きましたが、実際にやってみると力強くやらないと入っていかないことが分かりました。

 その他にも、普段は見ることが困難な病棟を見学することができ、とても大きな経験となりました。ここでの学びを生かし、今後の病院実習に向けて、さらに学びを深めていきたいと思います。

 

病院見学(記念撮影)

気道確保の挿入体験①

気道確保の挿入体験②