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ルワンダ研修 8日目

ルワンダ研修

2025.08.19

ルワンダ研修8日目

 今日はバスで3時間かけてミヨベへ向かった。
 たくさんの山を越えて、山頂に到着した。

 昼食時、バスの中でお弁当を食べていると、子どもたちがたくさん近づいてきた。まるで「よそ者が来た」というような雰囲気だった。

 ミヨベはルワンダの田舎に位置し、貧困の子どもが多い地域だという。そのためか、お腹が大きくふくらんだクワシオルコル型の子どもたちが多く見られた。

 午後にはピースコンサートが開かれ、たくさんの伝統的なダンスを披露してくれた。日本にはない独特な振り付けで、とても興味深かった。私たちは「フォーチュンクッキー」を踊ったが、最初は盛り上がるか心配だった。しかし、みんなが一緒に参加してくれたおかげで、大変な盛り上がりとなった。

 今回の訪問で最も印象に残ったのは、「格差」である。
まず座席の違いに驚かされた。お偉い方々の席には敷物が敷かれ、ふかふかの椅子が用意されていた。私たちの席はがっしりした椅子、ルワンダの大人たちはプラスチック椅子にぎゅうぎゅうに座り、その他の子どもたちは地べたに座っていた。

 さらに、コンサートの終盤にとうもろこしが配られた場面でも格差を強く感じた。お偉い方々には手を洗う水が用意され、手を清めてからとうもろこしを食べていた。私たちには手洗いはなかったが、全員にとうもろこしが配られた。ルワンダの大人たちは夢中で食べていたが、最も衝撃的だったのは子どもたちだった。とうもろこしを持った女性が近づいた瞬間、子どもたちは一斉に飛びつき、奪い合うようにして食べ物を求めていたのだ。

 「これほど目に見える格差が、本当に存在するのか」と強く感じた。
これまで都会のアフリカに滞在していたため、今日初めて「本当のアフリカ」を実感した気がする。とても大きな衝撃を受けた一日だった。

H・M

 

H.M

 

ルワンダの子ども

 

ピースコンサート