教員活動
2025.01.10
福祉総合学部 理学療法学科の森藤武教授らの研究グループによる論文が、2026年1月、国際学術誌『BMC Musculoskeletal Disorders』に掲載されました。今回の研究は、本学の硬式野球部員の協力を得て行われたもので、アスリートを悩ませる「腰痛」の新たな要因を解明する貴重な知見となっています。
野球選手にとって腰痛は選手生命に関わる重要な課題です。森藤教授らは、腰痛の有無によって「背骨の並び(アライメント)」や「関節の動きやすさ」にどのような違いがあるのかを詳細に調査しました。
今回の研究では、背骨の一節ごとの細かな動きを分析。その結果、腰痛を抱える選手には、特定の腰椎(第1-2腰椎間や第5腰椎-仙椎間)の角度や可動性に特徴があることが明らかになりました。これは、単なる筋力不足や全体の硬さだけではない、局所的な変化が腰痛に関与している可能性を示唆しています。
この研究の大きな特徴は、理学療法学科の教員と本学硬式野球部が連携した「現場密着型」の研究である点です。キャンパス内で実際の選手たちの身体データを測定し、科学的に分析することで、より実践的な予防策やリハビリテーション法の開発につなげることを目指しています。
理学療法学科では、科学的なエビデンス(根拠)に基づいた治療や指導ができる理学療法士の育成に力を入れています。「スポーツに関わる仕事がしたい」「選手の力になりたい」と考えている皆さん、私たちと一緒に理論と実践の両面から学んでいきましょう。