ゼミ活動
2024.10.14
2024年9月14日と15日、日本温泉地域学会主催の「温泉観光士養成講座」が開催され、観光学部・于航ゼミナールに所属する7名の学生が参加しました。学生たちは、持続可能な温泉地の発展に寄与することを目指し、「温泉観光士認定証」を取得しました。
今回の講座では、「地学」「化学」「生物学」「工学」「医学」「歴史文化論」「経済学」「観光学」「法学」など9つの分野から温泉に関する知識を体系的に学びました。これにより、学生たちは温泉の本質を深く理解し、観光業や地域の活性化に貢献する実践力を身につけることができました。
認定証授与と学生たちの抱負
試験を突破した学生たちは、日本温泉地域学会の石川理夫会長より「温泉観光士認定証」を授与されました。学生たちは、今回の講座で得た知識を活かし、国内外の温泉地の魅力を発信し、温泉の利・活用を推進する意欲を語りました。
石川理夫会長(左四)より温泉観光士の認定証が授与されました
観光学部4年生の宋慶文さんは、日本に長く滞在する中で温泉文化に魅了され、今回の講座への参加を決意。宋さんは、温泉が千年以上の歴史を持ち、病気の治療や心身の浄化に役立つことを学び、「温泉文化が中国にも広がることを期待しています」と語りました。
合格できるよう真面目に受講する様子(宋慶文さん)
同じく観光学部4年生の趙嘉慶さんは、温泉法の定義や厳格な基準を学んだことが印象に残ったと話します。特に、銀山温泉の自然との調和に感銘を受け、「いつか実際に訪れたい」と語りました。
一生懸命にメモを取る様子(趙嘉慶さん)
観光学部4年生の夏浩然さんは、温泉資源を観光業に活かす方法を学び、顧客のニーズに応じた温泉体験の提供が重要であることを強調。「温泉観光士の資格取得が、今後のホテル経営にも役立つと確信しています」と述べました。
真剣に聴講する様子(夏浩然さん)
観光学部4年生の費駿さんは、日本全国の温泉資源について多角的に学び、その豊富さに驚きを感じたと話します。特に、温泉の癒し効果が地域の観光経済に与える影響に注目し、「ディープな温泉体験旅行にも参加してみたい」と述べました。
観光学部3年生の髙尾星寧さんは、温泉のマナーやルールを再確認し、温泉の歴史や文化に触れる機会を得たことで、自身の観光学の知識が深まったと感じたと語りました。「今回学んだことを、今後の勉学や就職活動に活かしていきたい」と意欲を見せました。
指導教員のコメント
今回の講座を通じて、学生たちは温泉観光士としての基礎を築きました。彼らは今後、温泉地の魅力を発信し、地域活性化に貢献する重要な役割を果たしていくことが大いに期待できます。