プロジェクト
2026.06.03
本学観光学部が提供する観光メディア制作基礎Aという授業では、S1(本学のクォーター制度に基づく7週間の授業実施期間)において、東金市および九十九里町のご支援のもと、観光に寄与する地域情報を掲載したフリーペーパーの制作を行っています。
本年度は、96名の参加学生が11チームに分かれ、地域調査を実施しています。各チームは、観光客に向けた地域の魅力発信に加え、観光における課題や、その解決に向けた方策についても情報として発信することを検討しています。
これら11チームの取り組みの中から、各市町が掲載を希望する記事を選定し、最終的な誌面を構成します。
そこで、今回は、前回紹介した事前学習(96人で考える東金と九十九里 ― フリーペーパー制作ワークショップ ―)以降の活動を紹介します。フリーペーパー制作に向けて学生たちが地域へ飛び出し、実際に見て、聞いて、感じながら東金市や九十九里町の魅力を調査しました。地域の方々との交流や現地での発見を通じて、学生たちがこの2市町の観光の可能性について考えた成果をご覧いただければ幸いです。
海の駅九十九里の「幸せの鐘」を鳴らす撮影会を実施
※九十九里経済新聞社 撮影写真
○観光学部3年 二瓶 涼香
私たちのチームは、東金市と九十九里町の魅力を伝えるフリーペーパー制作にあたり、事前の打ち合わせを行った結果、九十九里町の魅力を発信することに決めました。本日は、そのための現地調査を実施したので報告します。
私たちはチーム内も二手に分かれて九十九里町を調査しました。ちなみに、私たちは、地域の調査に入る前に、地域の特産品が集まっている海の駅九十九里を訪問することとしました。
まず、1階には、お土産コーナーとイワシに関する資料館(いわし資料館(いわしの交流センター展示室))があります。お土産コーナーには、お土産用に冷凍されたイワシやオイル漬け、煮付けなど、さまざまなイワシの商品が並んでおり、その品揃えは圧巻です。こうした商品からも、九十九里町がイワシとともに発展してきた地域であることが伝わってきます。また、資料館では、九十九里の海で受け継がれてきた伝統的なイワシ漁について学ぶことができました。
次に、2階には3店舗が並ぶフードコートがあり、九十九里産のイワシを使った定食やラーメンが人気商品として提供されていました。私は、イワシ定食を注文しました。お刺身だけでなく天ぷらも付いており、ボリュームがあって満足度の高い定食でした。普段、自宅でイワシを食べる機会があまりないため、その美味しさにとても感動し、「また訪れたい」と感じました。
日本海側の県民の私にとって、太平洋側にある海の駅九十九里は「初めて」が詰まった場所でした。新しい学びや美味しさ、楽しさに触れることができ、とても充実した時間となりました。
そして、九十九里という地域やこの施設の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。そのためにも、今回私たちが現地で感じた九十九里町の魅力をしっかりと伝えられるフリーペーパーを制作していきたいと思います。
いわし資料館(いわしの交流センター展示室)を視察
※九十九里経済新聞社 撮影写真

フリーペーパー制作にあたり海の駅九十九里の食材でおむすび作り
○観光学部4年 閔 智湖
今回の授業を通じて、これまで経験したことのない貴重な体験をすることができました。そのため、終始楽しい気持ちで課題に取り組むことができました。
私は、韓国出身のため、日本の地方都市である東金市や九十九里町について、あまり詳しく知りませんでした。そのため、今回、履修した授業で、城西国際大学近傍の地域の調査を行うという課題が出た際に、自分の役割をきちんと果たせるか不安もありました。しかし、大学の近隣地域出身のチームメンバーが積極的にリードをしてくれたため、本当に助かりました。また、他のメンバーからも、それぞれの視点から情報を共有してもらい、協力しながら作業を進めることができました。
現地調査では、公共交通機関を利用することという条件があったので、九十九里鐵道のバスを利用しましたが、韓国とは異なり戸惑いました。「日本でも、あまり見られない昔ながらの方式(現金払いのみ)ですよ」と日本人学生から伺いました。しかし、その様子が新鮮で、まるで冒険をしているように感じられ、楽しみながら九十九里を巡ることができました。

チームメイトに日本のバスの乗り方を教わりました
私は、もともと内気な性格で、初対面の方と会話をすることに苦手意識がありました。しかし、調査先の九十九里町にある「SUNNY」や「趣味工房あるく」といったカフェの皆様が温かく親切に接してくださったおかげで、安心して落ち着いてインタビューを行うことができました。
その結果、当初抱いていた不安とは異なり、自分でも満足できる成果物を作ることができました。今回の授業を通じて、自分自身の成長を実感するとともに、インタビューの際に温かい言葉をいただけたことも大変印象に残っています。

取材をした九十九里町のカフェ「SUNNY」

取材をした九十九里町のカフェ「趣味工房あるく」
○観光学部4年 王 子依
私は、観光メディア制作基礎 A という授業で、フリーペーパーを作るためにグループ活動を行っています。
私たちのチームは、 東金市における日常観光をテーマに、一週間の外食プランを考えてみました。
私は、その中でもデザートをテーマとしたこともあり、 東金市にあるカフェ 「nam CAFÉ and CAMP」を取材しました。私がこのお店を選んだ理由は、大学での事前学習の際にGoogleマップで東金市のカフェ店を検索していたところ、評価が最も高く、 「nam CAFÉ and CAMP」が特に人気だったため興味を持ちました。また、インスタグラムなどの SNS 検索をしていたところ、インフルエンサーの方が掲載していた落ち着いた雰囲気と手作り焼き菓子の写真に魅力を感じたからです。
大学の休日を使い実際に行ってみると、 外観や店内もおしゃれで、地域の人に親しまれているような温かい雰囲気が印象的でした。留学生からすると、日本のカフェは、 料理やデザートだけではなく、空間づくりや接客も大切にしていると感じます。

取材をした東金市のカフェ「nam CAFÉ and CAMP」

お菓子を実際に注文して店内で食べてみました
今回の取材を通して、 東金市には観光地としてだけではなく、地域の人々の日常の中に素敵な魅力がたくさんあることを知りました。 また、 今回の取材で感じた東金市の魅力を、フリーペーパーを通して多くの人に伝えられるよう、チームで協力しながら制作を進めていきたいと思います。
※こちらの記事もご覧ください
→96人で考える東金と九十九里 ― フリーペーパー制作ワークショップ ―
※なお、本授業における九十九里町での調査や取材の様子については、九十九里経済新聞の記事でも紹介されているので、ぜひ下記のリンクよりご確認ください。
城西国際大観光学部がフィールドワーク イワシ料理と地域の食文化を体験