就職活動奮闘記
2021.11.16
経営情報学部総合経営学科4年生の森田日菜子さん(木更津総合高校出身)が、この度、千葉県教員採用試験(中高:保健体育)に現役合格し、来年4月より教壇に立つことになりました。森田さんは、在学中、教職課程と課外活動のソフトボールを両立するだけでなく、健康運動実践指導者、赤十字救急法救急員、ソフトボール準指導員などの資格を取得するなど、積極的に行動し、キャリアアップに努めてきました。このように何事にも一生懸命取り組む姿勢が実を結び、今回の採用試験合格の結果につながったと思います。以下、森田さんから部活動や教員採用試験対策の取り組みについてと教員を目指す後輩へのアドバイスをいただきました。
経営情報学部総合経営学科4年の森田日菜子です。現在、私は女子ソフトボール部に所属しています。この度、千葉県教員採用試験(中高:保健体育)に合格することができました。私は、やると決めたことはとことんやる、妥協ができない性格なので、部活動の目標であるインターカレッジ出場と将来の夢である保健体育科の教員になる、この2つを絶対に叶えたいという強い気持ちでこれまで頑張ってきました。私の大学時代の経験が、今後教員を目指す後輩の皆さんの助けに少しでもなればと思い、今回お話させていただきます。
まず、これまで行ってきた部活動についてお話したいと思います。女子ソフトボール部の活動は、週に6日、1日3時間~5時間程度の練習があります。部活動では、副キャプテンを任されていました。副キャプテンとして部員と接する上で心がけていたことがあります。それは、1日1回全部員と会話をするということです。なぜ、このことを心がけたかというと、会話をすることで、目で見える部員の様子だけではなく、声のトーンや雰囲気を感じることができ、部員が問題を抱えていないかなどを察することができるからです。このように日頃から部員の様子に気を配ることによって親密な関係を作り上げ、学年を超えた縦と横の信頼関係も築くことができたと思っています。そして、この信頼関係は、どのチームにも負けないものとなり、試合でも十二分に発揮され、目標であったインターカレッジ出場を決めることができました。私は部活動での様々な活動を通して、ソフトボールの技術向上だけでなく、教師にとって大切な資質・能力でもある「目配り・気配り・心配り」などを身につけることできたと思います。
次に、教員採用試験対策についてお話します。教員採用試験の筆記試験対策については3年生の頃から始め、大学の授業時間や部活動のない空いた時間を使って行うようにしました。ゼミナールは教職系の目時先生のゼミだったため、ゼミの時間や教職勉強会でひたすら受験仲間と一緒に問題集を解いたりして問題に慣れることから始めていきました。本腰を入れたのは4年生の4月からです。千葉県の教職教養、専門教科の過去問題10年分を何度も解くことをひたすら繰り返すという筆記試験対策を行っていきました。
また、面接試験対策も行いました。面接試験対策は自分だけで行うと、面接官の質問に対する返答が思いつかないので、自分にあった返答を考えたり、見つけたりするために複数の友人と一緒に練習を行いました。この面接練習の甲斐もあって実際の面接試験では、部活動で学んだことや大学生の時に行った取組について自信をもって話すことができました。その時感じたことは、大学生の間に、様々な体験をしたり、資格を取得したりしていると面接試験での返答に実感を込めることができ、それによって面接官に言いたいことが伝わりやすくなるのではないかと思いました。
私はこのようにソフトボールの活動に加えて、空いている時間を見つけて筆記試験や面接試験の対策を地道にコツコツと積み上げ、仲間と一緒に取り組めたことで教員採用試験に合格することができたと思っています。
試験対策の勉強は一人で行うので孤独になりがちです。もちろん一人で行うことも大切ですが、仲間と一緒に支え合い、助け合い、励まし合いながら行う勉強こそがやはり長続きの秘訣で、結果につながるのだと思います。勉強に行き詰まってしまった時は、アドバイザーの先生、教職関連の先生、教務課のスタッフの手厚いサポートを受けて乗り越え、現役合格を目指して頑張ってください!