ピックアップゼミナール
2022.06.17
本活動は2020年度から山武市、NEXCO東日本グループなどと協力して続けてきた取り組みですが、今年は市民の方からよせられた情報により東金市内の住宅地で採集した卵塊(卵がたくさんあつまったもの)を飼育下で孵化させ、昨年に引き続き市内の里山に放流しました。里山でのフィールドワークが初めての学生たちも多く、はじめは慣れない様子でしたが、サンショウウオを1個体1個体大切に水の中に返していました。5月31日は雨の中の作業でしたが、放流先の里山を管理している東金市のボランティア団体「ときがねウォッチング」の方や飼育に協力してくれたゼミの卒業生も同行してくださいました。
学生たちは、大学の講義で学んでいる生物の保全や地域の自然環境について、実際に野外で体験することで、地域の環境保全の大切さを実感し、またそれらを支えている地域の人々の存在を知ることができました。今後、国武ゼミの学生たちは、卒業研究を通じてこのような地域の課題やテーマに様々な視点で取り組んでいきます。
水質調査
トウキョウサンショウウオの放流
放流されたトウキョウサンショウウオ
トウキョウサンショウウオを見守る学生たち