麹町中の1年生が東京紀尾井町キャンパス訪問 演劇やCGの授業を体験

  • 映像芸術コース

望月純吉准教授(右から2人目)の助言を受けながら、自分たちで新たに設定を考えた「桃太郎」を演じる生徒ら

高桑真恵准教授(左)と羽生裕美教諭(右)が見守るなか、CG操作もすぐにマスター

大石化石ギャラリーで、学芸員の宮田真也さん(右から2人目)の解説を身を乗り出して聞く参加者

 

 本学東京紀尾井町キャンパスから徒歩3分の距離に位置する麹町中学校(東京都千代田区)の1年生12名が11月16日、同キャンパスを訪れ、メディア学部での学びを体験しました。生徒たちは「大学生」としての一日を新鮮な気持ちで過ごし、楽しんでいました。

 今回の試みは、麹町中がキャリア教育の一環として4年前から取り組んでいる「ミライ探究フィールドワーク」の一環として、実施されました。プログラムの対象は1年生で、企業や大学、専門学校などを生徒が訪問し、仕事や学びを現場で実体験することで、「未来の自分」をイメージするきっかけを得るのが狙いです。本学では昨年度に続き2回目の実施となりました。

 羽生裕美教諭の引率で来学した12名は「芸能」と「アニメ・ CG」との2グループに分かれ、授業を受けました。「芸能」では望月純吉准教授がまず、「大学にはどんな役割があるか」「メディア学部ではどんなことを学べるのか」といった基本情報を示し、「国内外さまざまなところから入学する」「どの授業を受けるかは自分たちで選択する」といった小中学校と大学との違いを分かりやすく説明しました。

 続いていよいよ、演劇に挑戦です。今回は昔話「桃太郎」に独自の解釈を加えて自分たちだけのストーリーを作るとともに、演出・演技も行います。みんなでアイデアを出し合い、原作にはない人物を登場させたり、桃太郎が大人になるまでを演じたりと、全員大忙しで、教室は笑いと拍手に包まれました。おじいさんおばあさんが桃を拾った理由や桃太郎を育てた動機をどう設定するかによって、演じ方や見せ場が大きく変化することを実習から学び取り、演劇表現の醍醐味を味わっていました。

 「アニメ・CG」では高桑真恵准教授が、CGを駆使した最新のアニメ制作事情を説明。生徒たちも実際に24インチのタブレットで3DのCGソフトを使い、球体を思い思いに変形させたり、彩色したりして、オリジナルのイラスト制作を楽しみました。生徒たちは描画のコツをすぐにつかみ、個性豊かな立体を次々に誕生させました。

 最後に3号棟地下にある学校法人水田記念博物館大石化石ギャラリーを訪れ、学芸員の宮田真也さん(理学博士)から、展示されている化石について説明を受けました。自分たちの学校のすぐそばで1億年前の化石が見られることに全員驚いた様子で、さまざまな国で収集されたコレクションの数々に見入っていました。

 キャンパスに展示されているティラノサウルスの標本の前で記念撮影した生徒たちは「大学ではどのようなことを学ぶのかがよく分かり、勉強になった」「学校の近くに珍しい化石がたくさんあるなんて、知らなかった」と、いつもとは違う学習を楽しんだ様子でした。