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麹町警察署の皆さんが学生に防災知識を伝授 紀尾井町大学祭実行委員会の14名が参加

学生活動

2023.07.06

国内外で起きた大災害について、写真パネルを使って説明する麴町警察署員

ロープの結び方を実際に試してみる学生たち

毛布で応急担架を作り、搬送する練習

水難救護を想定し、浮き輪の投げ方も勉強

麹町警察署(東京都千代田区)の警備課の皆さんが6月29日、東京紀尾井町キャンパスを訪れ、学生たちに防災の知識と技術を教えてくださいました。同署では区内の大学で防災に関する知識を高めてもらう啓蒙活動を展開しており、今回もその一環として開催されました。同キャンパス公認団体として活動している『紀尾井町大学祭実行委員会』の14名が参加し、いつどこで発生するか分からない有事に備え、ロープの結び方や毛布で担架を作る方法などを学びました。

学生たちは署員の方々から、東日本大震災や海外における大災害の時に、現場ではどのようなことが起き、救助には何が必要だったかについて写真を使って説明を受けたあと、実技に入りました。最初はロープの結び方です。素早く結べて引っ張っても解けにくいと同時に指で解きやすいことから、災害現場で多用されている「もやい結び」や、棒状のものに簡単に結び付けることができる「巻き結び」の方法をレクチャーしていただき、学生たちは一人ひとり実際にその場で結んでみて、やり方をすぐに習得した様子でした。

また、毛布の両端を何重にも丸めてポール代わりにした担架でけが人や病人を搬送する方法や、水難救助の際に使う浮き輪の投げ方についても学びました。最後に実際の災害現場での一分一秒を争そうような緊迫した場面を想定し、この日学んだことを3チームに分かれて実行し、ゲーム形式でタイムを競いました。

参加した委員会代表の吉野早弥香さん(メディア学部3年)は、「ロープの結び方など、この様な機会でなければ学べない技術を身につけることができ、大変貴重な体験でした」と話していました。また、井出亨治さん(メディア学部2年)は、「もしもの時に役立つ知識だけでなく、普段の生活でも活用できる技も学ぶことができました」と感想を述べていました。

本学では継続した防災教育を実施するため、7月にも麹町署の皆さんにお越しいただき、他の公認団体を対象としたレクチャーを予定しています。

ゲーム形式で防災の「技」を実行するタイムを競争

指導してくださった警察官の皆さんと一緒に記念撮影