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地域の子育てを支援しながら学生が保育を実践 「くじらキッズ」に5組の親子が参加

学部学科

2023.07.18

地域に根差した子育て支援活動「くじらキッズ」を7月12日、千葉東金キャンパスで実施しました。キャンパス周辺に居住する 5組10名の親子が参加し、保育や幼児教育を学ぶ福祉総合学部福祉総合学科子ども福祉コースの4年生20名 と一緒に、さまざまな遊びを楽しみました。

子ども福祉コースでは「地域における子育て支援」を授業に取り入れており、その一環として4歳未満の未就園児とその保護者の方に本学にお越しいただく機会「親子ふれあい(子育て支援)ルーム “くじらキッズ”」を、2016年度から毎年設けています。
2019年4月には子どもの体格に合わせた手洗い場などを設置した専用教室を開設し、大型絵本や布絵本、しかけ絵本など約400冊の絵本、木のおもちゃなど約40種類の玩具を取り揃えました。この教室で毎年度10回程度「くじらキッズ」を開室し、親子でゆったりと過ごしていただいたり、学生が企画した親子によるふれあい遊びを実施したりしています。昨年度は12回実施し、計58組124名に来室いただきました。

今回は学生による子どもの見守りや観察に中心に、親子ふれあい遊びも行いました。ふれあい遊びの一つ「バスに乗って」では、親の膝をバスの座席に見立て、膝の上に寝転がった子どもの体を「左に曲がります」と言いながら左に傾けたり、「ブレーキ」と叫んで動きを止めたりしました。人形を使った学生たちのお手本に合わせて、参加した保護者の皆さんが膝を左右に曲げるたびに、子どもたちから歓声が上がっていました。最後に、この日実践した遊びを家庭でも楽しんでもらえるように、遊びの中で歌った曲の歌詞カードを配り、子どもとの時間の過ごし方を提案していました。

学生たちは今後、「くじらキッズ」での季節感を取り入れた遊びの企画立案や、子どもの発達に合わせた遊びの提供を通して、保育士や幼稚園教諭として活躍するための実践を積んでいきます。また、参加してくださる保護者の皆さんに協力いただき、保護者との連携や保護者同士の交流促進にも挑戦する予定です。

 

人形を使って、ふれあい遊び「バスに乗って」の手本を示す学生

ふれあい遊びの一つ「ぴょーん」の説明をする学生(左)と実践する親子(右奥)

遊んでいる子どもを見守りながら、成長に応じた発達への理解を深める学生(左)