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メディア学部生が大麻の危険性を訴えるVR動画を制作 千葉県警より感謝状を授与

地域連携

2023.09.05

千葉県警薬物銃器対策課の鏑木宏和課長(左から2人目)から感謝状を受け取る(右から)小沼巧巳さん、蘇鈺善さん、程逸帆さん

感謝状贈呈式終え、記念撮影するメディア学部長の中嶋正夫教授(前列左から3番目)、プルチョウ次郎教授(同列右端)、劉茜懿助教(同列左端)

大麻の危険性を訴えるVR(仮想現実)動画を制作し、啓発活動に協力したとして、メディア学部の学生と教員が8月30日、千葉県警察から感謝状を授与されました。

VR動画『香澄と大麻』は、大学に入学したばかりの主人公・香澄が共通の趣味で意気投合した友人から勧められた大麻によって、人生の階段を踏み外していく様子を描いた約20分の作品です。県警から昨年9月ごろ、同学部に制作依頼があり、映像芸術、ニューメディアの両コースから計25名の学生が携わりました。脚本から出演、撮影、編集まで教員の助言を受けながらすべて自分たちで手がけ、全員で力を合わせ、約8カ月をかけて完成させました。

同日、県警本部(千葉市中央区)で行われた感謝状贈呈式では、松井由紀夫刑事部長が「千葉県内でも若年層による大麻使用が増加傾向にあり、有害性や依存性をいかに認識してもらうのかが課題だった」と本学に動画制作を依頼した背景を説明し、「この動画を多くの若者に見てもらい、大麻の使用防止につなげたい」と期待を述べました。

動画の監督を務め、メンバーを代表して感謝状を受け取った程逸帆さん(メディア学部ニューメディアコース4年)は「この動画の制作を通じて、大麻が身近な問題と改めて感じました」と感想を述べ、「大麻を使用したことがある人にも取材しましたが、『やらなければよかった』という言葉が強く印象に残ったので、作中でもセリフで使用しました。映像を通して、大麻の危険性が多くの人に伝わってほしいです」と話しました。

動画は千葉県警のYouTube公式チャンネルで公開されています。