国際教育
2024.02.20
開会の挨拶をする杉林堅次会長(城西国際大学学長)
「国際大学間の未来ネットワーク (CoIN))」が主催する「第4回国際大学フォーラム」が、2月16日 東京紀尾井町キャンパスにて開催されました。
ポストSDGsの中核的価値観として注目される「ウェルビーイング」をテーマに、国家、企業、そして大学が果たすべき役割を考える「ウェルビーイングが人も企業も大学も成長させる~ポストSDGs時代における行政、企業、そして大学の挑戦」と題して、行政、企業、大学から、それぞれ講演をいただきました。
・基調講演 文部科学省 大臣官房審議官(総合教育政策局担当)淵上 孝 氏
「今後の我が国の教育政策の方向性について(第四期教育振興基本計画)」
・特別講演 街づくり企業 山万株式会社 取締役副社長 林 新二郎 氏
「ウェルビーイングの実現に向けた街づくり~ユーカリが丘での実践~」
・主催者講演 関西国際大学 副学長 芦沢 真五 氏
「教育を通じたWell-being社会構築の可能性」
淵上 孝 文部科学省 大臣官房審議官(総合教育政策局担当)
林 新二郎 山万株式会社 取締役副社長
芦沢 真五 関西国際大学 副学長
教育振興基本計画(第4期)にも盛り込まれた「ウェルビーイング」とは身体的、精神的、社会的に良い状態であることをいい、短期的な幸福のみならず生きがいや人生の意義など将来にわたる持続的な幸福を含む概念です。
経済先進諸国において経済的な豊かさのみならず、精神的な豊かさや健康などを含めて生きがいをとらえる人生が重視されてきています。そのように価値観が多様化していくなかで、政府や企業、大学がウェルビーイングへの貢献を戦略に掲げることでどのような価値を社会に提供するのか、また自身を取り巻く環境はどう変化していくのか、ということを考える大変有意義な機会になりました。
国際大学間の未来ネットワーク(Consortium for International University Networking(CoIN))
国際大学間の未来ネットワーク(CoIN)とは世界各地から学生たちが集う「国際」「外国語」を冠した大学等を中心に、持続可能な開発目標(SDGs)を射程に入れて、広い視野と寛容な心を育める教育研究環境を実現するためのネットワークです。
関西国際大学、九州国際大学、長崎国際大学、城西国際大学が設立発起校とし、各大学が地域の大学の枠を超えて共通課題を認識し、連携した取組によって課題解決ひいては高等教育の充実、地域社会の発展を目指します。
現加盟大学は、札幌国際大学、関西国際大学、九州国際大学、城西国際大学の4大学。