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学生も参画した第二食堂リニューアルプロジェクト!

学生活動

2024.04.04

学生広報スタッフ 宮田 光(経営情報学部3年) 

千葉東金キャンパスの第二食堂が4月1日よりリニューアルオープンしました。内装はイケアの家具を使用し、食事メニューも一新し生まれ変わりました。リニューアルのプロジェクトチームには学生も参加しており、活動内容や学生たちの思いを学生広報スタッフが取材してきました。 

リニューアルに向けて、プロジェクトチームが結成されました。メンバーは学生有志14名、教職員12名で構成されました。学生の参画は 2023年の冬頃から本格的に始まり、なかでも学生は内装や食堂内のトイレの内装提案、学食のメニュー内容の提案、新学食の名称発案に協力しました。また、内装をイケアの家具にすることからイケアのストアツアーに参加し、イケアのサスティナブルな取組みを肌で感じ、内装や名称のヒントを得ることができました。 

イケアは健康でサスティナブルな暮らしを目指した取り組みや商品開発をしています。世界では様々な課題がありますが、イケアでは主な課題は持続可能な消費、気候変動、そして不平等の3つを挙げています。 
イケアは環境への負荷を減らすヒントや健康的に暮らすきっかけを与え、その実現を後押しする製品やサービス、ホームファニッシングソリューションを開発・奨励しています。その1つに、プラントベース食品を拡充する取り組みを進めています。イケアのプラントボールは肉の代わりに植物由来の原料を使用しています。実際に、プラントボールとミートボールを食べ比べてみました。味の違いはありましたが、言われなければプラントボールだと気づかないほど美味しいと感じました。 
さらに不要になったイケアの家具を店舗に持ち込むと買取してくれるサービスがあります。実際に買い取った商品をメンテナンスして再販しているサーキュラーマーケットに行き、綺麗な状態のものが安く売られており、今後利用してみようと感じました。このようなサスティナブルな取り組みを行ったことでイケアは昨年80%のリサイクルを実現しました。 
学生らはストアツアーから食堂内の内装はおしゃれでサスティナブルな家具をポイントにしていました。殺風景というイメージをなくしたいと意見から、イケアの方が提案してくれたデザインコンセプトをもとに、サメのぬいぐるみを置きたいなど皆で意見を話し合い決めました。 

ストアツアーにて意見を出し合う学生たち

学生がアイディアを出しぬいぐるみが置かれた階段スペース

リニューアルオープンの際には、新メニューが販売されます。新メニューには野菜を入れたいという希望やカフェメニューにはスイーツを入れて欲しいなど学生の意見が多数反映されています。

スウェーデンで創業したイケアと、本学のマスコットキャラクター「空飛ぶクジラ」にちなんで建物全体の名前はVaL(ヴァル)と決まりました。VaLはスウェーデン語で「クジラ」を意味します。そしてVaLにはSOL DinerとLUNA Caféがあり、SOL Dinerには146席とLUNA Caféには131席あります。ラテン語でLUNA(月)とSOL(太陽)を意味し『太陽と月は同時に輝けないが、交わることの無い人たちが気軽に交流できる場所になったらいいなということ、太陽も月も身近にあることから新しい食堂をもっと身近に感じて欲しい、誰でもどんな人でも使えて大学での居場所になって欲しいという思いから名称を考えた。』という学生の意見が採用されました。

本プロジェクトに参加した学生たちは、楽しそうや挑戦してみようというきっかけで様々な学部の学生たちが集まりました。 
「食堂内のトイレのリニューアルは特に短期間で仕上げなくてはならなくて大変だった。イケアとの共同だったためスウェーデンらしさを出し、学生食堂らしさも出さなければならないということから名称案を考えることにとても苦労した。」と語ってくれました。 
この活動を通して新しい人と関わり学生生活の中で本リニューアルプロジェクトに参加したことが貴重な経験で勉強になったと振り返り、仲いい人と来るのはもちろんのこと、ひとり同士で来て、全く異なる学部の人が仲良くなるような空間になったら嬉しいと笑顔で答えてくれました。

取材を終え、イケアのサスティナブルな取組みにとても驚きました。また本プロジェクトに参加した学生たちの姿を見て、刺激を受けることが出来ました。 
千葉東金キャンパスは7学部の学生たちが学んでいます。このVaLという場所が多くの学生たちの交流の場になり、新入生や異なる学部の学生たちとイベントが今後行われるようです。これからたくさんの交流が生まれてくるのが楽しみです。 

プロジェクトを振り返る学生たち

プロジェクトに参加した学生たち