谷川俊太郎先生の訃報に接して

谷川俊太郎先生の訃報に接し、心からお悔やみ申し上げます。谷川俊太郎先生は本学学歌の作詞者で、新しい時代の国際大学にふさわしい詞を書いてくださいました。

作詞した谷川俊太郎先生は、学歌について次のように述べています。
『新しいキャンパスのプランと写真を拝見した時、もっとも印象的だったのが池にかかる橋でした。橋はひとつの世界と他の世界を結びつけます。学問の世界と実世界、日本文化と異文化、女と男、全部と細部……。それらのうちにひそむ調和への可能性とともに、矛盾をもおそれずにみつめてほしい。そんな願いをこめて言葉を選びました。皆さんのお気持ちに沿う歌になれば、嬉しく思います。』

本学学歌に込められた作詞者の願いに、あらためて思いを馳せ、これまでの本学への貢献に感謝するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

2024年11月19日
城西国際大学学長 倉林 眞砂斗