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オーストラリア研修で緩和ケアを学ぶ:4年次 海外研修

集合写真
研修テーマ オーストラリアにおける終末期医療(こどもから高齢者)の取り組みを学び、今後の日本の終末期医療を考える。(Palliative and end of life care)
研修大学 ナッシュ大学(Monash University)オーストラリア ビクトリア州 メルボルン
期間 8月中旬~下旬
宿泊 ホームステイ

エンド・オブ・ライフケア・終末期ケアの研修意義

超高齢・多死社会を迎えようとしている現在、死をどこでどのように迎えるのか、誰がどのように支えるのか、大きな社会的課題であり人々の関心事となっている。日本では、死が迫っている人へのケアは「緩和ケア」として発展してきたが、その対象の中心はがん患者だった。今、がん患者だけではなく、疾患名や年齢に関わりなく人生の終焉を迎える人がその人の最善の生を生き、死を迎えられるケアが求められている。「エンド·オブ·ライフケア」というケアの考え方が重要になってきている。

モナッシュ大学

オーストラリア、ビクトリア州に本部を置く州立大学である。オーストラリアでもトップクラスの大学。ビクトリア州に5校のキャンパス、マレーシアや南アフリカにもキャンパスを持ち、学生数約50,000人、そのうち19000人以上が留学生という国際色豊かな総合大学である。また、看護·助産師科を持ち、日本人医療者を対象にした「心のケア教育プログラム」や「緩和ケア教育プログラム」も開講している緩和ケア教育に実績のある大学である。本学の今回の研修もこの「心のケア教育プログラム·緩和ケア教育プログラム」を担当されている日本人講師の先生にコーディネートしていただいている。

オーストラリアの緩和ケア

1967年近代ホスピス運動がイギリスで起こり、植民地であった歴史を持つオーストラリアは早くにその影響を受けた。1980年代にかけて在宅における終末期ケアのニーズが高まり、それに沿う形で在宅緩和ケアが発展した。

オーストラリア・メルボルンについて

オーストラリア

土地面積は西ヨーロッパとほぼ同じで、日本の約22倍、人口は約2000万人。6つの州(クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、サウスオーストラリア州、ウェスタン·オーストラリア州、タスマニア州)と2つの特別準州(オーストラリアンキャピタルテリトリー、ノーザンテリトリー)に分かれており、首都はキャンベラにある。また、オーストラリアは多民族国家としても有名で、この国に住む人の4人に1人は、外国で出生しているという統計がでている。

ビクトリア州

首都がキャンベラに移る前、首都だったこともあり、古都の美しさを残している州で緑が多いのが特徴。 州としての土地面積は2番目に小さく、日本の1/2倍の面積。人口は約500万人。

メルボルン

メルボルンはシドニーに次いで大きな都市。 またメルボルンは、テニスの全豪オープン、F1グランプリ、オートバイのグランプリ、ゴルフの全豪マスターズやプレジデント·カップ、アバロン航空ショーなどが開催される町。
オーストラリアの芸術の町として、バレエ、オペラ、演劇、ライブ·コンサート、コメディ·ショーなど、たくさんのイベントも開催される。メルボルン国際コメディ·フェスティバルやメルボルン·フェスティバルには、海外からもたくさんの人が集まる。
メルボルンは、斬新なアーティストを支援しており、世界クラスのギャラリーや美術館が揃っています。また、町の至る所に彫刻や展示があり、ビジュアル·アートの町ともなっている。