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カナダ研修で地域・在宅看護を学ぶ:4年次 海外研修

研修の写真

1.研修目的

カナダでは、メディケアと呼ばれる国民皆保険制度が採用されている。ここ数年、日本と同様に高齢化と医療費の高騰が問題となっており、カナダでも、施設ケアから在宅ケアへの転換と充実が進められている。とりわけ今回訪れるビクトリア州では、65歳以上人口率が約18%と高齢化が進んできており、よりよい保健医療サービスの充実に向けて、積極的に対策がとられている。
本研修は、日本の医療背景と似たカナダにおいて、海外での現状を学ぶ機会をもち、グローバルな観点から、改めて日本の保健医療福祉を見つめ直すことで新たな課題を発見し、地域のヘルスケアの向上に寄与できる人材を育成することを目的としている。更には、本研修をきっかけとして、海外と日本の保健医療福祉に精通した、真のグローバル人材の育成につなげていくことを目指している。

2.研修地・研修機関

カナダ ブリティッシュコロンビア州ビクトリア
カモーソンカレッジおよびその周辺地域保健医療施設

3.研修目標

  1. カナダにおける保健医療福祉制度の現状と課題について学ぶ
  2. retirement home等を含む地域保健医療施設を訪問し、保健医療福祉制度とその実情への理解を深めるとともに、各施設を利用している対象者についての理解を深める
  3. コミュニティヘルスセンター等、地域のヘルスケアの中核となる機関を訪問し、地域のヘルスプロモーションにおける看護の機能·役割を考察する
  4. 日本の高齢化の現状や保健医療福祉制度について英語でプレゼンテーションを行い、“伝える”ことを通して真の交流を図る
  5. 日本の保健医療福祉を改めて見つめ直し、日本の保健医療福祉における今後の課題について考察する