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ハンガリー研修(4年生)24日目

ハンガリー研修

2022.09.09

学生リポート

9月9日(24日目)

4つの救急に関わる小グループでの研修開始

今日から4日間、今年度から取り入れたという、少人数の4チームに分かれて学生のみで、大学病院の ①心血管センター(Cardio-Vascular Center:Cardio)、②救急救命室(Emergency Room:ER)、③集中治療室(Intensive Care Unit:ICU)、④手術室(Surgery Theater)の病棟での研修が開始された。

Cardioでは、患者への処置の内容や、現在の状態を説明してもらった。患者がベッドから椅子に移動するときに、吊り上げて持ち上げる機械を使っていた。医療者の腰の負担軽減にもなり、便利だと考えた。

ERでは、重症患者が入ってきたことで処置が始まり、時間を押して研修が開始された。研修では、処置室にて患者へのルート確保や採血,必要な情報や収集方法等々を学んだ。

ICUでは、当日朝、運び込まれてきた肺がんの犯罪者の病状を観察することになった。肺上部をカリフラワー大の腫瘍で呼吸が十分にできないため人工呼吸装置がつけられ、痛み止めの麻薬や睡眠薬で患者は眠ったままであった。理由は状態の安定化と起床時に暴れるからとの事だった。日本とは異なり、状態安定化のため薬を投薬されて眠らされていたことに驚いた。肺がん摘出する手術に移るかどうかまだ判断の最中であった。心エコーも実際に見せてもらい、心臓の動きには問題がなかった。

Surgeryでは、エコーで肺、経静脈、肝臓、腎臓の検査を見学した。エコーでの正常と異常所見の違いなどを実際に見て、確認することができた。今回の研修3週間が過ぎようとして、はじめて学生のみでの行動で、次にどうすればいいのかわからないまま時が過ぎた。コミュニケーションをどうとったら良いかも改めて考えさせられた。今まで、カーロイ大学(日本語学科)の方や先生に頼ってきたことがわかった。残りの3日間、研修の目的をはっきり自覚し、積極的に学びを深めていきたい。

病院のため撮影できず研修施設はHPから

Moeka, Rinka, Misaki, Marina