2023年度　ルワンダ研修　１８日目

2023年度　ルワンダ研修　１８日目　８月２３日

　今日の午前中は、Rwinkwavu 病院を訪れました。Rwinkwavu 病院は、ルワンダ東部のカヨンザ地区にある地域の病院です。病床数は160床で、救命救急、新生児科、産婦人科、内科、小児科、精神科、歯科、非感染症サービスなど多岐にわたる診療科がありますが、患者の数に対して医師の数がすごく少ない印象を受けました。特に救命救急部門には医師が1人しかおらず、最も症状が重い人をその医師が治療するという仕組みになっており、大規模な災害などで多くの重症患者が運ばれたときは、救える命を確実に救えないのではないかと思い、どうにか改善が必要であると感じました。また医師の数が少ない分、看護師がカバーする業務が非常に多く、このことが看護師の長時間労働やそこから心身の健康問題に繋がる要因の一つになっていると考えました。また輸血がドローンで運ばれてくる様子も見学させて頂きました。ルワンダは農村部だと塗装されていない道が多いため、ドローンが導入されたことにより、配送時間が大幅に減少したことを実感し、救える命が増えたことを嬉しく思いました。

　午後は、地域のヘルスワーカーの方のお宅に訪問させて頂きました。マラリアを撲滅させるために地域の全ての家庭を回りスプレーを撒いたり、子どもたちが発熱していないかなどを入念に確かめていたという話を伺い、このような人々のおかげで健康に生きられる現状があるのだと実感しました。

Rwinkwavu病院

輸血ドローン

コミュニティ・ヘルス・ワーカーの方と