2023年度　ハンガリー研修　１７日目

2023年度　ハンガリー研修　１７日目　９月２日

「ハンガリー（ブダペスト）とオーストラリア（ウィーン）の比較」

　本日は隣国にあるオーストリアの首都「ウィーン」へ足を運びました。途中で列車が故障するというトラブルが生じましたが、無事に到着することができました。私たち学生の　1日のスケジュールは以下の通りです。

6：00 ホテル（ブダペスト）出発

11：00 1時間遅れでウィーン現地到着

12：00 シュテファン大聖堂

12：45 ランチ

15：30 シェーンブルン宮殿

17：00～20：00 自由行動

20：30 現地出発

　シュテファン大聖堂は入場料が無料で誰でも入ることができます。荘厳な雰囲気に包まれており、観光客は多いですが、静かな空気が流れていました。シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家が夏の離宮として使用していました。外観はバロック様式で内観はロココ様式で統一されています。豪華で華やかな装飾だけでなく、皇帝一家の優雅で繊細なプライベート空間を垣間見ることができました。

　自由行動の時間では、学生によって過ごし方は様々でしたが、私は世界一美しいと称されるオーストリア国立図書館へ行きました。足を踏み入れた瞬間から古紙の香りに包まれ、目の前に広がる豪華絢爛な装飾に感嘆の声が漏れました。この図書館は18世紀前半に神聖ローマ皇帝カール6世（マリーアントワネットの母であるマリアテレジアの父にあたる人物）の命によって建設されました。観賞用図書館として開放されており、本の貸し出しは行われていません。その他の学生は、ザッハトルテで有名なホテルザッハー等で自由に時間を過ごしていました。ウィーンはブダペストと比較して物価がかなり高く、多少の買い物でも多額のお金を使ってしまいました。しかし、音楽の都ウィーンと謳われている通り、街中に音楽が溢れており、穏やかな時間を過ごすことができました。時間が限られていたため、十分にウィーンを堪能することはできませんでしたが、「また訪れたい！」という気持ちが強く、そのためには看護師として頑張って働こう…と思うことができました…。

　もちろん、ウィーンを訪れた本当の理由は、この研修で知ったハンガリーとオーストラリアの歴史です。戦後からの社会主義と自由資本主義の違いを肌で感じることができました。

シュテファン大聖堂