2023年度　ハンガリー研修　２９日目

2023年度　ハンガリー研修　２９日目　９月１４日

「とある看護学生の1日 in Hungary part 2」

パンを片手に登校

　今日も朝からパン屋に行き、コーヒーとパン片手に学校に登校しました。ハンガリーでの生活もあと数日で終わってしまうため、ヨーロッパの景色を目に焼き付けながら生活しています。

　昨日までは毎日病院に行き、ナース服を着て病院について学んでいましたが、今日は翌日に控えているプレゼンテーションの準備のため大学で資料作りを行なっています。センメルワイス大学の学生や先生にも手伝ってもらいながら、All Englishで資料を作っています。もちろん発表も英語なので資料作りが終わった後はみんなで発表の練習も行いました。発表のテーマは各グループで違いますが、私たちのグループは日本とハンガリーの心臓移植の違いについて発表することにしました。ハンガリーでは日本と比べて心臓移植の件数が多いです。ハンガリーの食習慣や少ない運動習慣により肥満気味の人が多いのでそれによって、心臓に負担がかかり、心臓移植をする人が多いという健康的な面での要因があると考えました。他には、日本のドナー制度はドナーになりたい人が申告をする方式ですが、ハンガリーではドナーになりたくない人が申告をするため、基本的には脳死判定を受けた全員がドナーになる可能性を持っています。日本とハンガリーの脳死の考え方が異なり、日本では脳死を「死」として受け入れることが難しく、心臓が動かない＝死という考え方が主流です。一方でハンガリーでは魂のない体はもはや人ではないという考え方があるため、心臓移植などの移植が多いと考えました。文化の違いによって考え方が変わっていてそれによって医療も異なっているのはとても面白いなと思います。外国に行くと、小さなことでも文化の違いを感じることができて、自分の視野が広がった気がします。

　明日の発表頑張りましょう！！

大学で資料作り