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助産師を目指す学生、母子の歯科保健について症例を通じて学ぶ

キャンパスライフ

2023.09.26

助産師を目指す学生、母子の歯科保健について症例を通じて学ぶ

デンタルフロスの使い方


 求名駅前歯科医院(千葉県東金市)の川島達人院長ご夫妻の経験から、歯科医学と助産師業務の間にある興味深いつながりを学びました。

 特に印象に残ったのは、その患者さんの「環境(家族構成や生活)」も大事な情報で、全体を見つつ、個々の患者さんの気持ちを察して接することと言う点でした。具体的には、患者とのコミュニケーション、臨床的な判断力、感染症管理、患者の安全への配慮などです。

 助産師の役割は非常に重要で、新生児と母親の健康を守る使命を担っているのは、言うまでもありませんが、助産師(看護師)自身が健康でなくてはならないと言う点も強く印象に残りました。川島院長は、ゼロ歳児からの口育にも熱意を注がれています。その中で、赤ちゃんの歯茎が白くなっている症例では、お母さんの喫煙が原因(受動喫煙)であることを挙げられました。また、昨今、プラーク(歯周病菌を含む歯垢など)が病気に繋がることはよく言われますが、早産や低体重児になることも驚きでした。

 最後に、川島院長は、助産師は妊娠前から新生児と母親の健康・胎児の健康まで貢献する非常に充実感のあるキャリアであることを熱く語ってくれました。あらためて、情熱と努力で助産師の道に進もうという気持ちになりました。この場を借りて御礼申し上げます。

 どうもありがとうございました。

講義をされる川島院長